防炎シートの基礎知識

建築・塗装工事現場の足場の囲いなどに使用するシートです。

1.防炎シートの特徴

防炎シートとは、建築工事の現場の囲いや目隠しのために使われるシートです。
また養生やホコリ除けとしても使用されます。

2.防炎性能

防炎シートは、その名の通り防炎性能があり、火が当たった場合、着火はしますが自己消火性があります。(燃え広がりにくいです)
防炎の表示は、消防法で定められた防炎ラベルにて確認出来ます。
防炎シートは、主に防炎物品の工事用シートに分類されています。
引用元:日本防炎協会

3.JIS規格(JIS S 8952 建築工事用シート)

建築工事用シートには、JIS規格にて1類と2類に分類されます。
1類:シートのみで落下物や飛散物を受け止める製品強度を有している
2類:シートのみでは落下物や飛散物を受け止める商品強度を有しておらず、金網などと併用する
引用元:萩原工業

引張強度表

特に足場では、使用する条件によって1類と2類の規格の設定があるので注意してください。
防炎シートは大きく3種類に分けられており、I類 > II類 > 輸入品と表のように引張強度が強くなっています。
輸入品に関してはJIS規格の基準よりも強度が弱いため、目隠しやホコリ除け用として使われます。

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4.防炎シートの選び方

佐藤ケミカルによると、防炎シートのサイズには次のようなものがあります。

メートル(縦×横) 入数 ハトメピッチ*
1.8m×3.6m 10 450
1.8m×5.1m 10 300
1.8m×5.4m 10 450
3.6m×3.6m 7 450
3.6m×5.4m 5 450
5.4m×5.4m 3 450
5.4m×7.2m 2 450
7.2m×7.2m 1 450
10m×10m 1 1000
0.9m×50m 原反
1.8m×50m 原反

*杭などを打ち込むための穴の間隔

・用途に合わせて色やサイズを確認してください。

代表的な規格(呼び寸法)
・1.8×5.1(m) ・1.8×5.4(m) ・3.6×5.4(m)などがあります。
※呼び寸法と実際の仕上寸法が異なる場合がありますので注意してください。
※単位について…「間(けん)」で表すこともあります。 1間=約1.8m。
・ハトメピッチ(cm)を確認してください。
・用途に合わせる
シートタイプ
メッシュシートタイプ
防音シートタイプ
軽量タイプ
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