【2023年10月改正】昇降設備の設置義務の解説とおすすめの昇降設備
一定の条件に該当する貨物自動車には労働安全衛生規則の一部改正によって昇降設備の設置が義務化されます。
こちらの記事では昇降設置設備義務についての解説とメーカーおすすめの昇降設備をご紹介致します。
なぜ改正されるのか
厚生労働省『労働安全衛生規則の一部を改正する省令(案)について』の発表を要約しますと
●陸運操業の労働災害の7割が『荷役作業』で発生している。
●陸運業の死傷災害のうち最も多いのは『墜落転落災害』で、最大積載量5t以上のトラックで約5割、最大積載量2t以上5t未満のトラックからの災害が約4割。と2t以上のトラックで発生する事案が多い
●車両の種類で見ると、平ボディ、ウイング車で約5割を締め、側面を解放できる構造のもので多く発生している。
以上のことなどから2t以上の貨物自動車に昇降機の設置義務が発生します。
引用元:厚生労働省|労働安全衛生規則の一部を改正する省令案等の概要(陸上貨物運送事業関係)
実際、通常時に問題なく作業できても、雨で滑りやすい時や靴底の調子が悪いときは事故の危険性が高まるので適切な設備を使って事故を防いでいきたいですね。
改正内容
2t以上のトラックも設置義務の対象に
昇降設備の設置が必要な貨物自動車の範囲を拡大され、これまでは5t以上の貨物自動車が昇降設備の設置が義務付けされていたが、2t以上の貨物自動車にも義務付けがされ、使用を徹底させる必要があります。
引用元:厚生労働省|労働安全衛生規則の一部を改正する省令案等の概要(陸上貨物運送事業関係)
前述の通り2t以上5t以下のトラック災害が4割も発生しているので範囲の拡大は当然と言えます。
昇降設備に望まれる仕様
踏み台等の可搬式のもののほか、貨物自動車に設置されている昇降用のステップ等が含まれます。
なお、昇降用ステップは、できるだけ乗降グリップ等による三点支持等により安全に昇降できる形式のものとするようにしてください。
ピックアップ
5t以上のトラックは元々設置が義務化されています。今回の昇降設備に関する改正は適用範囲の拡充という認識で問題ありません。
おすすめの昇降設備
あのピカコーポレイションやHARAX、アルインコなどから今回の改正にピッタリで、作業もしやすくなる昇降設備をご紹介。
手すりや伸縮レバーなどただのはしごとは違う部分を確認していきましょう♪
今回のような法改正が伴う場合、値段や性能が良好な商品は在庫が間に合わない場合も多くございますのでお早めのお求めを強くおすすめします。
手軽で使いやすい
商品名 | HARAX トラックステッパー TS-500D |
---|---|
メーカー | HARAX |
価格 | <%price_01281286%> |
特長 | ●トラックのアオリに掛けるだけで簡単にセットできますから荷台への昇降をスムーズにおこなえます。 |
仕様 |
●完成品 ●フック有効幅5cm ●ステップ幅20cm ●折りたたみ式 ●最大使用荷重100kg ●最大使用質量(kg):100 ●段数(段):1 ●フック有効幅(mm):50 ●手がかり棒:なし ●幅(mm):200 ●長さ(mm):530 ●全長(mm):530 |
商品ページはこちら
手軽で高さ調節が出来る
商品名 | HARAX トラックステッパー TSW-925 |
---|---|
メーカー | HARAX |
価格 | <%price_01043905%> |
特長 | ●トラックのアオリや荷台にかけるだけで簡単にセットでき、荷台への昇降をスムーズに行えます。 |
仕様 |
●完成品 ●フック有効幅7.4cm ●全奥行き(フック含む)40cm ●全幅57.5cm ●3段仕様 ●踏ざん踏面幅:150mm(1、2段目)、140mm(3段目) |
商品ページはこちら
脚の長さを伸縮出来て、手すりも搭載
商品名 | ピカ トラック昇降ステップ(手すり付き) DXF-14-18TE-A |
---|---|
メーカー | ピカコーポレイション |
価格 | <%price_PG-PiCa-Corp-DXF-14-18TE-A%> |
特長 |
●折りたたみ式手すりの付いた、トラック昇降ステップです。 ●トラック荷台への昇降や荷物の積みおろしなどに。 |
商品ページはこちら
疲れたときにうれしい手掛かり棒
商品名 | アルインコ トラック用はしご |
---|---|
メーカー | アルインコ |
価格 | <%price_PG-N-9-0023%> |
特長 |
●安全で昇降しやすい手がかり棒付です。 ●取り付けフックのあおりにひっかけるだけでOK、カンタン操作でトラック荷台への昇降が行えます。 ●ご使用のトラックに合わせ、フックの高さ位置が変えられます。 |
商品ページはこちら
まとめ
今までは最大積載量5t以上のトラックだけの設置義務でしたが、今回からは2t以上から設置の義務が発生しました。
作業においてひと手間増えてしまいますが、安全のため設置を進めていきましょう。
関連カテゴリ
荷役用作業台
車両によっては備え付けを義務化されており、また、安全に作業をする為の作業台です。手すり付きや変形機能があったりと種類も様々。引っかける箇所のサイズに注意して選定しましょう。
カテゴリページへ
ヘルメット・軽作業帽
大事な頭を防護するヘルメット。見た目からは分かりづらいですが発泡スチロール入りや折りたたみ式など種類が豊富にあります。
カテゴリページへ
この記事を書いた人
店長
店長。現場資材を取り扱う商社で確かな知識と実績を積みました。あなたの現場ライフをより快適にするショップを絶賛運用してます!
投稿一覧へ
現場市場店長のコメント
実際に多くの事故が発生しているからこその改正ですので一層気を付けて作業をしていきたいですね。
また、今回の改正に合わせて各メーカーが様々な商品を再展開しておりますので、お買い替えのいいきっかけとみてもいいかもしれません。