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インパクトドライバーはどう選ぶ?種類やおすすめ9選をご紹介!

インパクトドライバーの選び方は?種類の違いやおすすめについて紹介します!

インパクトドライバーは、現場作業からDIYまで様々な場面で活躍するメジャーな電動工具です。
インパクトドライバーと言ってもいろいろな種類があり、用途や環境によって必要なスペックや機能、形状は異なります。
今回は選び方のポイントや種類の違い、おすすめの製品などについて詳しくご紹介します。

INDEX


インパクトドライバーの
選び方は?

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インパクトドライバーを選ぶ際のポイントは、プロの業者と個人で利用するDIYユーザーかどうかで大きく異なります。
仕事で使うプロとDIYユーザーはそれぞれどのような要素を重視してインパクトドライバーを選ぶべきなのか?という点についてご紹介します。


プロユーザー視点


インパクトドライバーを日頃から仕事で使用するプロは、どのような観点から製品を選んでいるのか見ていきましょう。

バッテリーとの互換性


充電式のインパクトドライバーを使用している場合に重視されるのが、現在手元にあるバッテリーとの互換性です。
互換性がある機種だと、以前使用していたバッテリーも使用できるため作業効率向上に役立ちます。

バッテリー式の機種はコードレスで使用できるという利点があるものの、バッテリー残量によって作業時間が限定されてしまいます。
予備のバッテリーがあればインパクトドライバーを長時間使用する場合も安心ですし、同一メーカーの電動工具であればインパクトドライバーと丸のこなど異種類間でもバッテリーが使いまわせることがあります。

バッテリーの価格はメーカー純正品で10,000円〜と安くないお値段ですので、互換性のあるバッテリーを再利用すればコストも抑えられます。
サードパーティーのバッテリーだとリーズナブルに購入できますが、メーカーによって品質の差が激しく、故障や発火など思わぬトラブルに繋がりかねません。

インパクトドライバーのバッテリーは、メーカーやグレード、機種などによって規格が異なります。
バッテリーを再利用したい場合は電圧や形状などを確認しましょう。メーカーによっては、「マルチボルト」「デュアル機能」といって、異なる電圧を切り替えられるバッテリーもあります。

その次に見られるのがトルクの強さですが、プロ仕様のものであればそれほど重視はされないようです。
プロユースモデルのインパクトドライバーは十分にトルクが強いものがほとんどなので、チェックはしても確認するぐらいでしょう。

ボディのサイズ


インパクトドライバー本体のボディサイズも重視されるポイントです。
インパクトドライバーはピストルタイプが一般的ですが、用途によっては狭い場所でも作業がしやすいペン型やコーナーインパクト等も使用されます。

また、プロ用の機種は高機能ゆえに大きく、重くなってしまいがち。
おなじ重さや大きさでも重心の位置によって疲れやすさが大きく変わるので、その点もこだわる人が多いようです。

他には、工事現場や屋外での作業でも快適に使用するために、耐久性や防塵性、防水性などの機能も重要視されています。

DIYユーザー視点


DIYのためにインパクトドライバーを利用する方が、重視する3つのポイントについてご紹介します。

トルクの強さ


インパクトドライバーにおけるトルクとは、ビス等を締める力のことです。単位はN・m (ニューンメートル)で表されます。
小型の物を作るDIYではそれほど大きなパワーが必要ないこと、用途に対して不相応なパワーがあると却って作業しにくいことや安全性の観点からDIY用のモデルはトルク値が低めになっています。

DIY初心者向けのモデルでは約30〜130N・m、 プロ用のものは160N・m 〜と大きな差があります。
DIYユーザーは最初は初心者向けの低トルクモデルから始めて、使い方に慣れて大きな物を作るようになったらよりスペックの高いインパクトドライバーに切り替える、といった使い方がおすすめです。

耐久性


大手メーカーのプロ用モデルは耐久性に優れた製品が多いのですが、DIYユーザー向けのインパクトドライバーは国内外で数多く販売されており、品質やスペックに差があります。
DIYは毎日するものではありませんが使用する回数が多くないからこそ、いつ使っても快適に作業できる耐久性に優れた製品を選びたいと考える方が多いようです。

ネットで検索すると色々な製品が出てきますが、聞いたことのない海外メーカー製や、極端に安いモデルは故障しやすく耐久性の面で劣る可能性もあります。
長く丈夫に使いたいという方は、後程ご紹介するメーカーのDIYユーザー向けの製品を選ぶとよいでしょう。

重量


インパクトドライバーの重さは、大体1Kg前後くらいの物が多いです。
バッテリー容量が大きいタイプ、高性能なタイプは重くなるので、慣れていない内は作業時の負担が大きく感じるかもしれません。

DIYに慣れていない方、小型のものや、高所のDIYなどをする方は本体の重さもよく確認しましょう。
簡単な作業に使うのであれば軽量タイプや小型のモデルも選択肢に入れてみてください。


インパクトドライバーの
メーカー4選

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先ほども解説したようにバッテリー式のインパクトドライバーを購入する際は、バッテリーの互換性も重要なポイントです。
バッテリーはメーカーが異なると互換性はほぼないので、電動工具のメーカーはなるべく統一したほうが使い勝手が良いと言えます。

インパクトドライバーを製造しているメーカーは数多くありますが、その中でも特におすすめなのが以下の4社です。
●マキタ
●HiKOKI
●パナソニック
●BOSCH(ボッシュ)

それぞれのメーカーについて詳しく見ていきましょう。



マキタ

マキタは総合電動工具メーカーとして、国内最大手の約60%のシェアを獲得しています。
インパクトドライバーだけでなく電動工具全般や清掃用品、園芸用品を広く手掛けており、様々な分野のプロ達から支持されるメーカーです。

1915年に名古屋で創業した牧田電機製作所から始まり、現在ではアメリカ・イギリス・ドイツ・中国・ブラジルなど世界各国に子会社があります。

NBA選手の八村塁のスポンサーでもあります。



HiKOKI

HiKOKI(ハイコーキ)は、旧日立工機として日立グループで電動工具の開発・販売を長年手掛けてきました。
グループ再編によりアメリカのKKR社の傘下に入り、社名とブランド名が変更になりました。

グループ独立後も製造・販売についてはあまり変わっていません。
バッテリーの互換性も旧製品・新製品関わらずありますし、日立工機時代の製品も修理サポートが利用できます。

HiKOKIのマルチボルトバッテリーは、ひとつで36Vと18Vが切り替えられるバッテリーです。
世界的に主流な18Vの電動工具と、ハイエンドモデルに多い36Vの電動工具と自動で切り替えられます。
2022年現在で149モデルに利用できます。

これまでの18Vバッテリー対応機種には取り付けられますが、既存の18Vバッテリーはマルチボルト対応の機種には利用できません。また、従来の36Vバッテリーとは互換性がないので注意してください。



パナソニック

大手家電メーカーとしてお馴染みのパナソニックも、インパクトドライバーなどの電動工具を数多く取り扱っています。
高スぺックのフラグシップモデルもありますが、軽量で使いやすい製品もあるのでDIY初心者にもおすすめです。

パナソニックの大きな特徴として、「デュアル」機能が挙げられます。
デュアルは同じ機種で、18Vと14.4Vのどちらのバッテリーも使えるという機能です。

パワーが必要な作業には18Vのバッテリーを、上向きや狭い場所など腕に負担がかかる場所での作業には軽量な14.4Vのバッテリーを、というように用途や環境に応じて使い分けられます。



BOSCH(ボッシュ)

BOSCH(ボッシュ)は、ドイツを代表する電気機器メーカーです。
元々は自動車部品を取り扱っていましたが、電動工具・家電・精密機器など多分野の製品を取り扱っています。

日本では1911年に代理店という形で事業を開始し、現在に至るまで根強いファンを多数獲得しています。
ボッシュのインパクトドライバーは、その性能の良さや丈夫さはもちろんのこと、ブルー・ブラック・レッドの配色が印象的なデザインも高い人気を得ています。

その他にも、MAXやアイリスオーヤマなど多くのメーカーからインパクトドライバーが発売されているので、用途や使用感などご自分にあったモデルをお選びいただけます。



主なメーカーを上げるならこの4社ですが、これ以外にもMAXやアイリスオーヤマなどのインパクトドライバーもあります。


インパクトドライバーの
種類とは?

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インパクトドライバーの種類は、大きく電源とスペックの違いで分けられます。
大きな分類の中にもさらに細分化した違いもあるので、こちらで詳しく解説していきます。



電源の違い

インパクトドライバーの電源には、コンセント接続(AC)タイプと、バッテリー式があります。
ひと昔前までは出力の関係からコンセント接続タイプがメインで使用されていましたが、リチウムイオン電池の小型・軽量化によりバッテリータイプが主流となっています。

インパクトドライバーは屋外・高所・狭い所など色々な場所で使用するので、コードレスで使えるバッテリータイプの方が実用的だと普及が進んだようです。

バッテリータイプはバッテリーの進化により、定期的にバッテリーの規格の主流が入れ替わります。
現在プロ向けモデルでは、
●14.4V
●18V
●36V
●40V
の4種類があります。
電圧が高くなるとパワーも大きくなるので、作業がスピーディーになったり、大きなサイズのビスやネジ締めも手軽にできたりします。

その内一般的に使用されているのは14.4Vか18Vで、プロ向けで世界的に主流なのは18Vです。
36V、40Vは一部のハイエンドモデルに使用されています。



モードの切り替え

電圧以外にもインパクトドライバーのパワーに影響するのがモード切替機能です。
● 作業内容に合わせて出力を段階的に切り替えられるもの
● 打撃を押さえてドリルドライバーのように回転だけ使用できるもの
● 小さなネジでもネジ頭が潰れないクラッチ機能が使用できるもの
など、モード切替の内容は機種によって様々です。

ただ、モード切替の内容が充実している機種は高価格な傾向があるので、本当に必要で使う機能なのかを確認してから購入しましょう。



形状

インパクトドライバーの形状は、大きく3つに分けられます。

・ピストル型

マキタ 充電式インパクトドライバ TD001GZ シリーズ一覧

一般的なインパクトドライバーの形状です。
グリップが効いて持ちやすく、トルクも高性能なので大きなネジや太いネジなどの締付などの作業もしやすいです。
また、本体のサイズとバッテリーのサイズが大きいので、コンパクトタイプよりも作業時間が長く取れるというメリットもあります。

・ペン型

マキタ 充電式ペンインパクトドライバ TD022DSHX

ペン型のインパクトドライバーは、よりスリムで持ちやすいので上向きでのビス留めなど普通のモデルだと重さが気になる時や、細かい作業の際に使われます。

ただ、コンパクトな分トルクは弱いので、軽作業がメインの時に使用するのがおすすめです。

・コーナー用

参照元:18V コードレスコーナインパクトドライバ:WH18DYA

ペン型と形が似ていますが、ヘッド部分の形状が異なります。
コーナーインパクト、インパクトL字、アングルインパクトなどと呼ばれます。
狭い場所や、低い部分のネジ・ボルト締めに利用されることが多いです。

インパクトドライバーに使うアタッチメントの種類

インパクトドライバーは先端のビットを付け替えることで、ネジ・ボルトの開け閉めや穴あけなど様々な作業に対応できます。

ビットだけではなく、アタッチメントも利用すると使用できる先端工具の数も増えて作業の幅がより広がります。

ドライバービットの規格や種類については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

ドライバービットの規格ガイド【種類と選び方を徹底解説】

ドライバービットの選び方と使い方のコツについて解説しています

ページはこちら



ドリルチャック

インパクトドライバーのスライドスリーブは、一律で6.35mm六角軸と決められています。
専用のビットには軸の真ん中にくぼみが有りますが、これは内部にあるボールで挟んでビットを固定するためです。

参照元:ビットが外れなくなった時の修理法(ビットの抜き方)【電動工具】 | VOLTECHNO

この構造により、くぼみのないストレートタイプのドリルビットはそのままだと取り付けできないので、インパクト用のドリルチャックを使いましょう。

アネックス インパクト対応 ドリルチャック 1.5〜13mm AKL-195

インパクトドライバー用のドリルチャックは軸部分がくびれのある6.35mm六角軸になっており、先端にドリルビットを差せばインパクト用のビットではなくても使えます。

L字アダプタ

参照元:スーパーミニL型アダプター | ANEXブランドのドライバー・工具メーカー(株)兼古製作所

L字アダプタは、90度に曲がったヘッドが特徴です。

普通のインパクトドライバーが入りにくい狭く入り組んだ場所でも、ネジ締め作業ができます。

参照元:スーパーミニL型アダプター | ANEXブランドのドライバー・工具メーカー(株)兼古製作所

L字アダプタは作業スペースの幅に合わせてサイズを選んでください。
サイドハンドルがついたアダプタを使うと安定して作業ができます。

ソケットアダプタ

参照元:TOP 電動ドリル用αソケットアダプター(ボール止めタイプ) ESA サイズ一覧

ソケットアダプタは、四角形のソケットレンチをインパクトドライバーで使用するための先端工具です。
ソケットレンチはメーカーに関係なく共通した規格があります。

● 6.3mm角
● 9.5mm角
● 12.7mm角
のいずれかから、サイズを選んでご使用ください。

フレキシブルシャフト/エクステンションホルダー

フレキシブルシャフトとエクステンションホルダーは、ビット部分を延長できるアタッチメントです。

フレキシブルシャフト

TRUSCO フレキシブルシャフト300mm TFS-300N

フレキシブルシャフトは柔軟性があるので、しならせて色々な角度で使用できます。
300mm〜と長いので、手の届かない高所への作業にも向いています。

エクステンションホルダー

アネックス エクステンションホルダー AEH

エクステンションホルダーは真っすぐで硬いアタッチメントで、高い場所や奥まった部分のネジ締めなどに使えます。

ビスキャッチ

BROWN ビスキャッチビット インパクト対応タイプ D-14

ビスキャッチはビスとビットを繋げて落とさないようにするためのアタッチメントです。
磁石の力でビスを保持するタイプと、バネで挟むタイプがあります。

研磨用ディスク

ヤナセ インパクト用ベタディスク 金属・木工用 #40 BDT03

研磨用ディスクは研石がついたアタッチメントで、錆び取り・研磨・仕上げ用と用途に応じた製品が販売されています。

インパクトドライバーは打撃の力が加わるので、研磨用ディスクを使用する場合は回転数を落とすか、回転のみのモードに切り替えてご使用ください。

インパクトドライバーのスペックの違い

インパクトドライバーで注目されるスペックには、
●トルクの強さ
●ボディのサイズ
●重量
●切替機能
●回転数
●静音性
等が挙げられます。

それぞれのスペックの内容について、詳しく見ていきましょう。

トルクの強さ

現在インパクトドライバーで、最もトルクが強いクラスは220N・mです。
このレベルのトルク値があれば、多くの作業をパワフルにこなせるでしょう。
一般的には160〜170N・m以上あれば十分強力だとされ、200N・m以上だと強力なモデルに分類されます。

しかしながら、トルクが強ければ強いほど良い機種というわけではありません。
トルク値が高い高性能モデルはサイズが大きく重くなりがちですし、電力消費量も大きくなるのでその分大容量のバッテリーが必要です。

作業内容とトルク値のパワーが釣り合っていなければネジや材料が破損することもあり、トルクの数値だけでなくバランスを考えなくてはなりません

プロ仕様の製品は一定以上のトルク値があるので、ネジ締めや打ち込みなど一般的な作業をする限りではトルクの強さにはあまりこだわらなくても良いでしょう。
作業内容によっては高トルクが必要なケースもあるので、切替ができる機種があると様々な作業に対応できます。

ボディのサイズとヘッドの長さ

インパクトドライバーのボディとヘッドのサイズは使用感に大きく影響するので、サイズだけでなく用途や目的に合ったパワーが出せるかを確認しましょう。

ヘッド部分はモーター・ハンマー・アンビルなど部品で構成されています。

参照元:インパクトドライバーの選び方、使い方、おすすめ【イラスト図解】 - 初心者のためのDIY工具、用具の紹介

打撃+回転の力を使って締付作業等をするという特性上、モーターとハンマーの大きさが作業効率に直結します。
パワフルな機種ほどヘッドが大きくなり、軽さやコンパクトさを求めるとトルクが弱くなります。

一般的なインパクトドライバーのサイズは114mm前後のサイズが多く、それよりもコンパクトなものはモーターも小さいのでパワーが必要な作業には物足りないかもしれません。
また、コンパクトな機種は内部の隙間がなく修理がしにくい傾向があるので、通常よりも時間がかかることがあります。

重量

先ほども軽く触れましたが一般的なピストル型のインパクトドライバーの場合、1〜1.4kg程度の重さの機種が多いです。
その半分ほどはバッテリーの重さで、バッテリーの重さはV(電圧)・Ah(容量)によって変わります。
電動工具のバッテリーは、3.0〜6.0Ahが主流で、1kg未満の軽量モデルは1.5〜2.0Ahのバッテリーを使っていることが多いですが、その分パワーが弱くなったり稼働時間が短くなるので注意してください。
ペン型やコーナー用のインパクトドライバーは0.6kg未満と軽くて持ちやすい機種が多いですが、メインで使うにはパワーが足りないでしょう。

インパクトドライバーの性能を活かした作業をして重さの負担を軽減するには、
●メインで使う機種とサブで使う軽量モデルを使い分ける
●互換性のある大容量バッテリーと軽量バッテリーを使い分ける
●場所によってペン型などの軽いモデルを使う
などの対策がおすすめです。

切り替え機能

プロユースインパクトドライバーであれば、トルク値よりも切り替え機能の有無や内容の方が重視されることもあります。

打撃力の切り替え機能はプロ仕様の上位機種であればメーカーに問わず多くのモデルに搭載されていますが、切り替えられる出力の段階は機種によって異なります。


モード切替は、機能や出力を用途・材質に合わせて調整できる機能です。
内容はメーカーや機種によって異なりますが、
●木材モード(ゆっくり→最速と速度を上げながら締める)
●即フルモード(最初からハイスピードで作動する)
●ボルトモード(全速締め付け、逆転時はナットが緩んだら自動で停止)
●ドリルモード(回転のみ使用する)
●テクスモード(素材の厚みに合わせた力でビス打ちができる)
などがあります。

また、モード切替機能自体がないメーカーもありますので、購入時によくご確認ください。

その他には、マルチインパクトといって複数の電動工具の性能を組み合わせた製品も。
インパクトドライバーだけではなくドライバードリルや振動ドリル、電動ドリルの機能を兼ね備えた製品で、1台で色々な作業に利用できます。

専門的に使うにはパワーが足りないかもしれませんが、DIYや軽作業には対応できるのであると便利でしょう。

回転数

回転数とは1分回に回転する数のことで、回転数が大きいほど回転速度が速くなります。
min-1という単位で表され、例えば3,000min-1だと1分間に3,000回転することになります。

回転数が高いと迅速にネジ締めができるため、購入時に注目する人が多いポイントです。
プロ仕様の製品だと分速3,000回〜のモデルが多く、高スペックなものだと分速3,700回を記録しています。

ちなみに回転数を最重要視する方には、回転数6,000〜9,000回のエアー式のインパクトドライバーもおすすめです。
ただ、別途でエアーコンプレッサが必要だったり、消費電力量が大きかったりするので普通のインパクトドライバーと同じ様には使えませんが、主に車の整備や組立ラインなどの分野で利用されています。

静音性

インパクトドライバーは構造上、独特の打撃音があります。
騒音レベルは公開されていませんが大体80〜85dB相当だとされており、救急車のサイレンと同程度のレベルなので作業中に気になる方も多いでしょう。

病院、学校、公共の施設や夜間の住宅街など静かな場所でインパクトドライバーを使う場合は、静音タイプのものがおすすめです。

静音モデルはメーカーによって、
● ソフトインパクト
● 静音インパクト
● オイルインパクト
とネーミングが異なりますが、基本的な構造については特に差はありません。

静音タイプのインパクトドライバーは打撃部分にオイルユニットを搭載し、油圧で打撃をするという仕組みです。
打撃音は抑えられるものの、オイルの抵抗によって最大トルク値はかなり低くなるので長いネジの締付作業などには不向きです。

デザインは普通のモデルとあまり差がないため、間違えないようにテープ等で目印をつけておきましょう。

【2022年最新版】インパクトドライバーのおすすめ9選

2022年最新のインパクトドライバーのおすすめ製品9選をご紹介しています。
プロ仕様のインパクトドライバーをタイプ・機能ごとに厳選いたしましたので、仕事でインパクトドライバーが必要な方、DIY上級者など高スペックの製品をお求めの方はぜひ最後までご覧ください。

マキタ 充電式インパクトドライバ TD001GZ シリーズ一覧

最大トルク値が220N・mというパワフルな機種であり、バッテリーが減ってきてもパワーを維持できます。

それだけのパワーがありながら、打撃モードは細かく設定されていて、作業に応じたモードへと切り替えることが可能です。
バッテリーには、専用設計の40Vが採用されています。
本体の防塵防水性能はIP56相当、付属ケースはIP65と高い保護性能も持ち合わせています。

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マキタ 充電式インパクトドライバ TD172D

やや狭い場所での作業にも向いていて、操作性が高いモデルです。

軸受けに「ダブル・ボールベアリング」が搭載されているのが特徴で、「ゼロブレ」という業界最小のビット揺れが特徴です。
打撃モードも4段階で切り替えられる他、木材・ボルト・厚板・薄板の4つに合わせた「楽らく4モード」機能を搭載しています。

ヘッドには2基のLEDライトが搭載されていて、ライトモードにすることで簡易照明としても使えます。
ボディカラーが5種類あるので、人と被りにくい のも実用的です。
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マキタ 充電式インパクトドライバ 10.8V TD111D

グリップが細く、ずっと持っていても疲れにくいデザインです。
コンパクトながら最大締め付けトルクは135N・mと従来製品よりもパワーアップしており、締め付けスピードも約45%向上しています。

打撃力切替機能として「強モード」と「弱モード」の他、「楽らくモード」も搭載しています。
打撃を開始すると低速回転から自動的に最高速まで変速するので、長ネジの締めはじめでもネジ倒れやビット外れなどが起こりにくくなっています。

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マキタ 充電式ペンインパクトドライバ TD022DSHX

小型・軽量のスリムボディで、両側面にスイッチがあるので操作も楽々です。
広範囲を照射できるLEDライトも搭載しています。

最大締め付けトルクは25N・mで、回転数は分速最大2,450回転と、同型従来製品より約10%アップした締め付けスピードで、ペン型としては快適かつスピーディーな作業ができます。
手回しドライバーとしても使用できます。
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Panasonic 充電マルチインパクトドライバ14.4V 2.0Ah グレー EZ7548LF2S-H

こちらはインパクトドライバー(回転+打撃)とドリルドライバー(回転)の機能が切り替えられる製品です。
最大トルク値は125N・mで回転数は最大2,300と、軽作業やDIYには十分なスペックなので様々な用途に広くご利用いただけるはず。

防じん、耐水IP56試験合格品で屋外での使用にも適しています。

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マキタ 充電式インパクトドライバ 青 TD138DRFX

パワフルでありながらコンパクトなボディで、グリップは握りやすい形状です。
2基のLEDライトを搭載し、蛍光バンパも付いており、暗いところでも使用しやすいのが特徴です。

最大締め付けトルクは160N・mと力強く、防滴防塵アプトによって過酷な環境での使用にも適しています。
ビット装着もワンタッチでできるので、ネジ締め以外の作業を行う際にもおすすめです。

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HiKOKI 充電インパクトドライバー(14.4V)WH14DDL2

WH14DDL2は最大トルク数172N・mの、トリプルハンマ搭載機種です。
打撃箇所を従来の2か所から3か所に変更したことで、振動が小刻みになり従来品よりも振動が軽減されました。

高負荷時にはヘッド内部でハンマーが大きく動いて打撃エネルギーを飛躍的に向上させる、パワーモード搭載です。
バッテリーは高容量の6.0Ahなので、充電1回あたりの作業量も増えました。電源のない屋外の作業にも向いています。
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Panasonic 充電インパクトドライバー 18V 5.0Ah 黒 EZ75A7LJ2G-B

薄型モーターを搭載していて、ヘッドが117.8mmと非常にコンパクトなモデルです。
長いネジを真っすぐ占めるのが困難な狭い場所や、外壁との距離が近い足場などでも作業がしやすいでしょう。

電池もヘッド先端より10mm後方にくるよう設計されていて、作業の邪魔をしません。
重心がグリップのほぼ中心にあるので、上向きや横向きでの作業や長時間作業でも疲れにくいのが特徴です。

片手での締め付けも芯ぶれしにくく、カムアウトを低減します。
スイッチの引き始め等に回転が上昇し過ぎないスピードコントロールを搭載して、なめらかなコントロールを実現しています。

バッテリーは、14.4Vと18Vの2つに対応しているデュアルタイプなので、用途に合わせてバッテリーを変更できます。
テクス用モードを搭載して、あらゆる作業で締めやすさを追求しています。

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ボッシュバッテリーインパクトドライバー コンパクト ハイパワー GDR18V-200C6

こちらは最大トルク値200N・mのハイパワーモデルです。
ヘッド部分は126mmとコンパクトなので、狭い場所や高低に関わらず作業がしやすくなっています。

バッテリーは6.0Ahの高容量タイプが2個付属しているので、電源のない屋外での作業にも最適です。
コネクト機能対応モデルなので、別売のコネクティビティチップGCY30-4を使えばスマホから簡単に機能設定ができます。

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まとめ

インパクトドライバーの種類や選び方について解説いたしましたが、製品によってパワフルさやコンパクトなど様々な特徴があることが分かりました。

インパクトドライバー本体の形状はもちろん、ビットやアタッチメントも使い分けるとより広い作業が行えます。
本記事で解説したポイントを押さえて、使用する環境や用途にあった製品が選びましょう。
ご紹介したおすすめ製品の価格や在庫状況は、商品ページからご確認くださいませ。

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たかみちのコメント

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この記事を書いた人

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たかみち

現場市場のページデザインを担当。趣味のキャンプ用にブロワーを買ったところ、使い勝手の良さに感動。完全に工具沼に(笑)最近テーブルのDIY用に丸ノコを購入しました。実際に使ったからこそ、本当におすすめできるアイテムを紹介していきます。

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