ドライバービットの規格ガイド【種類と選び方を徹底解説】

ドライバービットは、電動ドライバーやインパクトドライバーに装着して使用する部品です。
工事や作業の現場以外にも、家庭でのDIYなどで広く用いられています。
プラス、マイナス、六角などビットの形状以外にも、ビットのサイズや長さ、硬さが規格で定められているため、正しく使い分けるためにも規格について知ることをおすすめします。
この記事ではドライバービット選びに役立つ、種類ごとの規格について解説しております。
記事後半では厳選したおすすめ製品をご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
INDEX
- 1.ドライバービットは性能や規格に合わせて選ぼう!
- 1-1.インパクトドライバーのビットを選ぶコツ
- 1-2.製品によって機能が異なる
- 1-3.ドライバービットの差し込み形状の種類
- 2.ドライバービット購入時に役立つ規格ガイド
- 2-1.主なインパクトドライバーのビット規格
- 2-2.プラスドライバーのサイズ規格
- 2-3.マイナスドライバーのサイズ規格
- 2-4.六角ビットのサイズ規格
- 2-5.トルクスビットのサイズ規格
- 3.ドライバービットの硬さは使用する素材に合わせて選ぶのが◎
- 4.現場市場厳選!ドライバービットおすすめ製品
- 4-1.アネックス 龍靭ビット 両頭+2×110 (1Pk(袋)=10本入) ART-14M-2-110H
- 4-2.VESSEL ビット磁気入MA16+2X4.5 MA16-2-4.5
- 4-3.アネックス 黒龍靭ビット スリムタイプ 2本組 両頭 ABRS
- 4-4.アネックス ダイヤモンド龍靭ビット 1本組 スリムタイプ
- 4-5.アネックス 龍靭ビット2本組 両頭
- 5.まとめ
ドライバービットは性能や規格に合わせて選ぼう!

ドライバービットは、先端の形状以外にも性能や機能、規格などの違いがあります。
電動ドライバー、インパクトドライバーは、多様な場面で使われるのでそれぞれのシチュエーションに合ったものを選びましょう。
電動ドライバーについては以下に詳しく解説しております。

電動工具の種類と使い方【選ぶ基準とおすすめ商品も解説】
電動工具の種類と使い方、そしておすすめ製品について解説しています
ページはこちら
インパクトドライバーについては以下に詳しく解説しております。

インパクトドライバーはどう選ぶ?種類やおすすめ9選をご紹介!
インパクトドライバーの選び方のポイントや種類の違い、おすすめの製品について解説しています
ページはこちら
以下から、ドライバービットの種類についてご紹介していきます。
インパクトドライバーのビットを選ぶコツ
インパクトドライバーは、以下のようなポイントを踏まえて自分に合ったものを選びましょう。
用途があったものを選ぶ
まず、用途があったものを選ぶのが第一です。インパクトドライバーのビットは、サイズや形状においてさまざまな種類があります。たとえば、ねじを締めるならプラス&マイナスタイプ、穴をあけるならドリルタイプのビットが必要です。ボルトを取り付けるならソケットタイプとなります。
用途に合ったサイズや形状のビットを選ばなければそもそも作業を進められないため、適合するものを選びましょう。
コスパの良いセット商品を選ぶ
インパクトドライバーのビットにはさまざまな製品があるため、個別に買い足すと高くなってしまうことも。そこで、さまざまなビットが詰め合わせになったセット商品を購入するのも一案です。自分が必要なビットを網羅したビットを購入すれば、1つずつ購入するよりコスパがよいといえます。
所有する電動工具と適合するか確認
インパクトドライバーによって使用できるビットは異なります。ビットを購入する前に、インパクトドライバーの取扱説明書や注意書きで、適合するビットを確認しておきましょう。そのうえで、手持ちのインパクトドライバーに使用できるビットを選んでください。
収納ケース付きのインパクトドライバーを選ぶ
ビットは小さいため、きちんと整理整頓しないとすぐに紛失する恐れがあります。また、多数のビットを雑然と置いておくと、使用したいビットを見つけるのに手間がかかる可能性もあります。コンパクトにビットがまとめられたケース付きのビットセットを購入すると、整理整頓がしやすく、また保管に場所を取らずに済みます。
製品によって機能が異なる
頑丈・専門的な作業ができる・安くてコストが抑えられる・・・など、ドライバービットに求める機能は人それぞれ。
ドライバービットの機能や特性について表でまとめましたので、製品選びにぜひお役立てください。
| ビットの機能 | 特徴 | メリット |
|---|---|---|
| 両頭ビット | 両端にドライバービットが付いている |
・1つで2つのビットが使える ・サイズや形状が異なるビットがセットになった物も |
| マグネット入り | ビットの先端部分にマグネットが入っている |
・ネジなどを落とす心配がない ・ずれにくい |
| トーション | ビットの真ん中が細くなっている |
・衝撃を逃して疲労を減らす ・ビットが長持ちする |
| スリムビット | ビット先端が細くなっている |
・小さいネジでも作業しやすい ・手元が見やすい |
| 段付きビット | スリムビットよりも細い軸部分が長い | ・より手元が見やすい |
| 保護付き | ビットの先端以外がチューブ等で保護されている |
・緻密さが必要な作業にも向いている ・他の部分に傷が付かない |
| バネ付き | ビット軸にバネが付いている |
・バネの力でビットの取り出しができる ・ビットの遊びが修正しやすい |
| カムアウト防止(低減) | ネジを回す時にビットが浮いてしまうカムアウトが起こりにくいように先端が加工されている |
・カムアウトしやすい電動ドライバーでも浮きにくい ・ネジが潰れにくく、周囲も傷つきにくい |
| ボールポイント | 先端に丸みを持たせた六角用ビット | ・斜めからでも作業ができるので、高所や狭い場所でも利用できる |
| ビットの機能 | 特徴 |
|---|---|
| メリット | |
| 両頭ビット | 両端にドライバービットが付いている |
|
・1つで2つのビットが使える ・サイズや形状が異なるビットがセットになった物も |
|
| マグネット入り | ビットの先端部分にマグネットが入っている |
|
・ネジなどを落とす心配がない ・ずれにくい |
|
| トーション | ビットの真ん中が細くなっている |
|
・衝撃を逃して疲労を減らす ・ビットが長持ちする |
|
| スリムビット | ビット先端が細くなっている |
|
・小さいネジでも作業しやすい ・手元が見やすい |
|
| 段付きビット | スリムビットよりも細い軸部分が長い |
| ・より手元が見やすい | |
| 保護付き | ビットの先端以外がチューブ等で保護されている |
|
・緻密さが必要な作業にも向いている ・他の部分に傷が付かない |
|
| バネ付き | ビット軸にバネが付いている |
|
・バネの力でビットの取り出しができる ・ビットの遊びが修正しやすい |
|
| カムアウト防止(低減) | ネジを回す時にビットが浮いてしまうカムアウトが起こりにくいように先端が加工されている |
|
・カムアウトしやすい電動ドライバーでも浮きにくい ・ネジが潰れにくく、周囲も傷つきにくい |
|
| ボールポイント | 先端に丸みを持たせた六角用ビット |
| ・斜めからでも作業ができるので、高所や狭い場所でも利用できる |
ドライバービットの差し込み形状の種類
ドライバービットの形状は、一般的に以下のようなものがあります。
● プラス(+):プラスネジ用
● マイナス(-):マイナスネジ用
● 四角(□):四角ネジ用
● 六角:六角ネジ用
● トルクス(ヘクスローブ):六角星型ネジ用
● ポジドライブ:プラスネジの十字部分が厚く、中央の穴が大きい。カムアウトしにくい。
● スパドライブ:ポジドライブの中央の穴が小さくなったもの。カムアウトしにくく、駆動効率が高い。
プラスドライバーとポジドライブなど、一見形状が似ている形もありますが、それぞれのネジの形状やサイズに合ったものを使わないとネジが潰れたり、ドライバーが上手くハマらずに滑る可能性もあります。
また、ビットの差し込み部の長さは2種類に分けられます。
Aタイプ:溝から先端まで13mm。国内製品に多い
Bタイプ:溝から先端まで9mmまたは9.5mm。海外製品に多い
どちらの寸法にも対応しているビットもありますが、国内メーカーの場合はほとんどがAタイプのビットとなっています。
ドライバービット購入時に役立つ規格ガイド

ドライバービットはサイズや長さの規格が細かく決められています。
パッと見ただけでは分かりにくいこともあるので、買い間違えなどを防ぐためにも事前に覚えておくことをおすすめします。
主なインパクトドライバーのビット規格
インパクトドライバーのビット規格は、差し込み部の長さで大きく分けてAタイプ・Bタイプに分けられます。
Aタイプビットは、溝から先端部までの長さが13mmです。国内メーカーのインパクトドライバーの多くはAタイプに適合した差し込み口となっています。
また、Bタイプビットは、溝から先端部までの長さが9/9.5mmです。主に海外製のインパクトドライバーによく見られます。
国内製品で一部両タイプに対応したものもありますが、基本的には国内製品ならAタイプ、海外製品ならBタイプを想定しておきましょう。もちろん、新たにインパクトドライバーを購入する前には、差し込み口のタイプを確認してください。
次に、差込口の対辺(対角線側までの長さ)には複数の種類があります。通常サイズのインパクトドライバーでは、5mm、6.35mm、8mmが適合します。また、小型電動ドライバーの場合は4mmもしくは5mmです。
プラスドライバーのサイズ規格
プラスドライバーのサイズ規格は、1番・2番・3番、あるいはNo.1・No.2・No.3で分けられます。
標準サイズである2番を使うことが多いようです。
【刃先のサイズ】
1番:75mm(先端厚0.7mm)先端が細く尖っている。小さいネジ向け
2番:100mm(先端厚0.8mm)標準サイズ
3番:150mm(先端厚1.0mm)大きなサイズ
マイナスドライバーのサイズ規格
マイナスドライバーは、規格ではなく刃先のサイズで分けられます。
一般的によく使われるのは5〜10mmくらいのサイズのようです。
【刃先のサイズ】
5〜10mm
| ドライバー 呼び 先端幅×長さ |
長さ | 先端厚 | 先端幅 | D:軸径 | |
|---|---|---|---|---|---|
| L(mm) | H(mm) | W(mm) | 強力 | 一般 | |
| 4.5×50 | 50 | 0.6 | 4.5 | 5.0 | 5.0 |
| 5.5×75 | 75 (1番) | 0.7 | 5.5 | 5.5 | 5.0 |
| 6×100 | 100 (2番) | 0.8 | 6 | 6 | 5.5 |
| 7×125 | 125 | 0.9 | 7 | 7 | 6 |
| 8×150 | 150 (3番) | 1.0 | 8 | 8 | 7 |
| 9×200 | 200 (4番) | 1.1 | 9 | 9 | 8 |
| 10×250 | 250 | 1.2 | 10 | 9 | 8 |
| 10×300 | 300 | 1.2 | 10 | 9 | 8 |
六角ビットのサイズ規格
六角ビットのサイズ規格はビット部分の直径をH〇(数字)で表します。
たとえば、H2の六角ビットはビット部分の直径が2ⅿmということになります。
六角ビットは両頭タイプが多く、六角穴付きボルトや六角穴付きネジには刃先が細長く詰まったものを、六角ボルトには六角形の穴が空いているビットを使用しましょう。
ボルトの基本的なサイズ表は次のとおりとなっています。
| ねじの呼び | 六角ボルト二面幅 | 六角穴付きボルト二面幅 | 六角穴付き止めねじ二面幅 |
|---|---|---|---|
| 下図dにあたる寸法 | 下図Bにあたる寸法 | ||
| M2.5 | 5 | 2 | 1.27 |
| M3 | 5.5 | 2.5 | 1.5 |
| M3.5 | 6 | - | - |
| M4 | 7 | 3 | 2 |
| M4.5 | 8 | - | - |
| M5 | 4 | 2.5 | |
| M6 | 10 | 5 | 3 |
| M7 | 11 | - | - |
| M8 | 13 | 6 | 4 |
| M10 | 16/17 | 8 | 5 |
【刃先のサイズ】刃先の直径
● H1.5:1.5mm
● H2:2mm
● H3:3mm
● H4:4mm
● H5:5mm
● H6:6mm
● H8:8mm
トルクスビットのサイズ規格
トルクスビットのサイズ規格は、T〇(数字)で区分されています。
規格はT1〜T50と細かく分けられており、他のビットよりもサイズ展開が豊富なのが特徴です。

【刃先のサイズ】
T25:4.43mm
T30:30mm
T40:6.65mm
T45:7.82mm
T50:8.84mm
※上記はよく使われるトルクスビットのサイズです。上記以外の規格のトルクスビットをご購入される際は、ビット部分の直径をよくご確認ください。
ドライバービットの硬さは使用する素材に合わせて選ぶのが◎

ドライバービットは5段階の硬さがあります。
丈夫さを求めるなら硬ければ硬いほど良い、というわけではありません。
例えば、柔らかい素材のネジに硬いビットを使うとネジ穴が潰れてきちんと留められない・外せなくなる可能性があります。
使用する素材にあった硬度のものをお選びください。
それぞれの硬さを金属の硬さを表すHRCで示すと下表のようになります。
| 硬さ | HRC |
|---|---|
| S(一番柔らかい) | 53前後 |
| E | 55前後 |
| G | 57前後 |
| H | 60前後 |
| X(一番硬い) | 62前後 |
現場市場厳選!ドライバービットおすすめ製品

現場市場では、ドライバービットを多数取り揃えております。
こちらでは数ある中でも特に人気かつ作業におすすめの製品5個をご紹介します。
アネックスツール(株)
アネックス 龍靭ビット 両頭+2×110 (1Pk(袋)=10本入) ART-14M-2-110
両頭ビットのおすすめ
トーション構造で衝撃を吸収し、サビに強い光沢仕上げを採用。高い耐久性で長寿命を実現し、先端の欠けやカムアウトも抑える設計。
-
先端:
磁力あり
-
対応:
40Vインパクト
-
素材:
クロムモリブデンバナジウム鋼、アセテート樹脂
(株)ベッセル
VESSEL ビット磁気入MA16+2X4.5 MA16-2-4.5
マグネット入りのおすすめ
マグネット機能付きで使いやすく、オリジナルの特殊合金鋼を採用した高耐久ビット。細軸設計により、狭い場所でもスムーズに作業できます。
-
機能:
強力マグネット入り
-
硬さ:
H
アネックスツール(株)
アネックス 黒龍靭ビット スリムタイプ 2本組 両頭 ABRS
スリムタイプのおすすめ
高硬度HRC62.5を実現した耐久性に優れたドライバービット。スリムな先端形状でネジ頭が見やすく、トーション構造により衝撃を吸収。高い喰いつき性能で滑りにくく、曲がりにも強いため、効率的に力を伝達できる長寿命設計。
-
先端:
マグネット入り
-
素材:
クロム・モリブデン・バナジウム鋼、PP
アネックスツール(株)
アネックス ダイヤモンド龍靭ビット 1本組 スリムタイプ
カムアウト防止(低減)タイプのおすすめ
カムアウトを抑え、ダイヤモンド粒子で高い喰いつきを実現。スリム形状で見やすく、サビに強いメッキ加工。高硬度・高靭性で折れや摩耗に強く、衝撃吸収構造を採用したマグネットなしタイプ。
-
先端:
マグネット無し
-
硬さ:
HRC62.5(最高硬度)
アネックスツール(株)
アネックス 龍靭ビット2本組 両頭
トーション部付タイプのおすすめ
トーション部で衝撃を吸収し、耐久性が高く長寿命。先端が欠けにくく、カムアウトを抑え、サビに強い光沢仕上げが施されています。
-
先端:
マグネット付
-
対応:
40Vインパクト
まとめ
ドライバービットはDIYブームの広がりによって、趣味の一環として購入する人も増えました。
解説した通り形状・サイズ・差し込みなどの規格が決まっており、多様な機能を持った製品があるので、作業をする上で「なんだか使いにくい」と感じる形はビットを変えてみるといいかもしれません。
本文でご紹介した商品は、サイズ展開が豊富なものも多いのでぜひバリエーションページもご覧いただき、ニーズにあったものをお選びください。
現場市場マガジンでは、本記事のような皆様が商品選びに困った際のポイントや注意点など現場で働く方には欠かせないコンテンツをご提供しております。
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マキタやボッシュといった定番のドライバーが勢ぞろい!現場市場では日替わりクーポンの対象日がある(※公開時点)のでそこが購入のねらい目!
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たかみち
現場市場のページデザインを担当。趣味のキャンプ用にブロワーを買ったところ、使い勝手の良さに感動。完全に工具沼に(笑)最近テーブルのDIY用に丸ノコを購入しました。実際に使ったからこそ、本当におすすめできるアイテムを紹介していきます。
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たかみちのコメント
ドライバービットは本当に数が多く選ぶのが大変ですよね。個人的にはメーカーのロゴが印字されたものが好きで、取り出す度に好きなメーカーのロゴが見えるので作業のたびにワクワクしてしまいます。