夜間作業におすすめなヘルメットライト10選！選ぶコツもご紹介！

ヘルメットに固定して周辺を照射するのが、ヘルメットライトの特徴です。手に持つ必要がないため両手を空けたまま作業ができて、工事現場や工場などの作業を安全かつ効率的に進められます。また、頭部に固定することで、自分が向いた方を明るく照らしてくれるので便利です。

自分の頭上に光源を置くため、視線の方向に照らすことが出来、手元に影ができにくいのもメリットの一つです。また、手で持つタイプの照明と比べると、落としたり置き忘れたりするリスクが小さいのも特徴といえます。

暗い場所での作業全般に重宝します。夜間の作業やトンネル・鉱山など照明が届かない場所での作業において、手を空けたまま前方を照射できます。また、ビルの天井内や電気配線設備が集まった電気配線設備（EPS）などでの保守・点検作業にも便利です。

夜間の暗い室内や屋外の警備・見回りにも役立ちます。照明で片手をふさがずに済むため、不審者と対峙するような万が一の際でも、素早く対応が可能になります。

ヘルメットライトを選ぶ際に、一番重要と言えるのが明るさのレベルです。
明るさの単位はlm(ルーメン)で示され、数値に比例して明るさのレベルも上がります。

ヘルメットライトの明るさと、適した用途について動画でまとめました。

ヘルメットライトの明るさは、以下の数値が用途ごとの目安です。
商品を選ぶ際の基準としてお役立てください。

〜100lm	アウトドアや夜道用
101〜300lm	軽作業や登山など
301lm〜	建築現場などに

ただ、明るければ明るいほど良いというわけではありません。
ごく近い距離を照らす場合あまりに明るすぎても、眩しく却って作業しにくくなることも考えられます。

色々な環境で作業するのであれば、明るさのモードが選べる製品を選ぶと状況に応じた最適な明るさに調節できるでしょう。

明るさはルーメンだけでなく、照射範囲によっても感じ方が変わります。
全体を照らすワイドと、一点をピンポイントに照らすスポットでは光の感じ方が変わりますので、作業内容や目的に応じてお選びください。

ワイド/スポット照射も調節できる製品が多くありますし、ライトを複数搭載して両方を兼ね備えたヘルメットライトも販売されています。

ヘルメットライトの電源はリチウムイオン電池を使った充電式か、乾電池式に分けられます。
充電式には以下のような利点があります。
□ 繰り返し何度も使える
□ 充電池の容量が大きければ長時間使える
□ ゴミが出ない

一方で、
□ 充電を忘れると使えない
□ フル充電するのに時間がかかる
□ ハイパワー利用時の持ちがあまりよくない
□ 大きい電池だと重い
□ 予備の電池は別売り
といったデメリットも存在しています。

また使いきりの乾電池タイプは、
□ 電池を入れるだけですぐ使える
□ 重量が軽い傾向がある
□ 災害時など電気が不通の時も使える
□ 電池が切れても予備やお店があれば問題ない
等のメリットが挙げられます。

ただ、乾電池ならではの以下のような課題もあります。
□ ゴミが増える
□ ランニングコストがかかる
□ 電池の形式が決まっている
□ キャンプなどで予備がないと使えなくなる

製品によっては充電式と乾電池式を組み合わせたハイブリッド式のものもありますが、割合としてはそれほど多くありません。

ヘルメットライトは屋外や、爆発リスクのある現場でも使われるため、保護等級も購入の際の重要な要素です。
保護等級はIP規格が用いられており、「IP68」のように防塵性・耐水性の順番で保護レベルが数値で表されます。

また、石油や薬品など火災・爆発リスクがある危険場所では、区分けされたゾーンごとの基準を満たしたヘルメットライトでなければ使用できません。
防爆性の基準は、国際規格IECExとEU規格ATEXで表されます。

照射距離とは、最大何メートル先まで照らせるかを表しています。手元作業に使用するだけなら強くこだわる必要はありませんが、夜間および暗所での作業やアウトドアで使用する場合には、作業をスムーズにこなす上で必要になることが多いため、適切な照射距離の製品を選びましょう。

また、照射範囲については、ワイドタイプとスポットタイプがあります。ワイドタイプなら視野を広くカバーして照らしたい方向に頭を向ける動作を抑えられます。一方で、スポットタイプは中心部のみを明るく照らすため、特定箇所で集中して作業をするときには便利です。

ワイド＋スポットタイプといって、複数のライトでワイド・スポットの両方の特性を兼ね備えた製品もあります。また、照射範囲をシームレスに切り替える事ができる照射範囲無段切替機能付きの製品も。状況に応じてワイド・スポットと照射範囲を変更したいときには、これらの製品が便利です。

GENTOS（ジェントス）は1978年に創業した、日本でトップシェアを誇るLEDライト・懐中電灯メーカーです。40年超の創業実績があり、ヘルメットライトの製造もさかんに行っています。

2001年には白色LEDを懐中電灯・ヘッドライトなどにいち早く投入した事でも知られています。徹底したテストのもと、安心して作業に使用できる高品質な製品を生産しています。同社の製品は、アメリカが定める工業規格である「ANSI FL1 STANDARD」に準拠しており、安心して使用可能です。

TJMデザインは、建築用ツールのTAJIMAブランドで多様な製品を販売しております。1909年創業で110年以上の歴史がある老舗メーカーです。もともとは測定工具が主力でしたが、現代ではヘルメットライトを含む多様な建築工具へとラインナップを広げています。

近年は高齢化や人材不足に対応すべく、負担軽減や作業効率の向上、安全性などに着目して製品開発・製造を進めています。そのなかで「工具」「収納」「安全」の作業動線を「セフ」でつなげて運搬・管理するセフシステムを導入した製品を展開しています。日本国内だけでなく、中国や米国などの海外マーケットへも商圏を拡大中です。

LEDLENSERは、ドイツで2000年代に創業したライトブランドです。「レッドレンザージャパン」として日本にも進出しています。製造業・建築業でも安心して使用できるプロ仕様のハンディライト・ヘッドライトを多数販売しています。

高品質なレンズ、革新的な電池技術などで最先端の製品会社・生産を進めています。20年程度の操業期間でありながら、100以上の特許を取得しており、独自技術で「見やすく使いやすい」ヘッドライトを生産しているのが特徴です。

ペツルは、もともとフランスの登山用品メーカーで、日本でもアウトドア用品や登山用品を多数販売しています。また、救助用のハーネスや登山用ヘッドランプなども製造しています。実は、登山用ヘッドランプは同社が1970年代にはじめて発明した製品です。

高山の厳しい環境でも使用しやすいよう高出力かつ軽量な製品が多いのが特徴です。登山に限らずアウトドアでの作業に適したヘッドランプを多数販売しています。

日動工業は、LED照明を主体に製造・販売する製造メーカーです。そのほかでは直流溶接機・トランス・各種環境製品なども生産しています。LED照明では施設照明からハンドライト・ヘッドライトまで多品種を販売しています。

1ラインの製造ラインによる「少量多品種生産」が特徴です。3,000アイテム以上を生産しながら検品・検査をくまなくおこない、安全かつ高品質な製品生産を実現させています。「安心・安全」を第一に、独創的かつ高品質で緻密な仕様・機能を持つ製品を販売しています。