【初心者必見】発電機おすすめ8選｜災害やキャンプで役立つ選び方とポイントを紹介

災害時の備え

災害時に停電が発生すると家庭内の電化製品が使えなくなり、大きな不安を感じるものです。

とくに、冷蔵庫が止まることで食材が傷んだり、照明が使えず暗闇での生活を強いられたり、スマートフォンが充電できなくなるといった問題は、生活の質を大きく低下させてしまうでしょう。
そんなときでも発電機があれば、これらの家電を動かすことができ、普段とほぼ同じ生活環境を維持できます。

また医療機器を使用している方にとっては、発電機は文字通り生命線となり非常に重要な役割を果たすのです。

災害はいつどこで起こるか予測が難しいものですが、発電機を備えておくことで、大切な家族や自分自身を守る準備ができ安心感をもたらしてくれるでしょう。

アウトドアや車中泊での活用

キャンプや車中泊など、アウトドアシーンでは自然を満喫する楽しさがある一方で、電気があったら良いなと感じることも少なくありません。

発電機があれば、炊飯器や電気ケトル、ポータブル冷蔵庫といった家電製品を使うことができ、調理の幅が広がるだけでなく、飲食の快適さも向上します。
また夜間の照明を確保したり、スマートフォンやカメラを充電したりと、便利なだけでなく安全性も確保できるのが発電機の魅力です。

さらに最近では、持ち運びがしやすいコンパクトなデザインや、燃費効率の良いエコモデルも登場しています。
静音性に優れた発電機を選べば、自然の中で電化製品を利用できながら、周囲への配慮にもつながります。

アウトドアや車中泊をさらに快適で便利なものにするために、発電機を用意しておくことをおすすめします。

作業やイベントでの電力確保

工事現場やDIY作業では、電動工具や機械を使うために安定した電力が不可欠です。
また屋外のイベントでは、照明や音響設備を動かすための電源が必要となります。
発電機はこれらのシーンでも強力なサポートとなり、作業の効率化やイベント運営のスムーズな進行に貢献してくれます。

中でも業務用発電機は出力が高く、長時間の稼働が可能なモデルが多いため、プロフェッショナル用としても十分な性能を発揮します。
一方、家庭用発電機も小型ながら高性能で、DIYや小規模なイベントの電力確保には十分役立ちます。

さらに近年では、移動が多い現場に適したポータブルタイプの発電機も増えており、利便性が向上しているのもポイント。
電力が確保できない場所での作業やイベントを円滑に進めるため、発電機は欠かせない存在として多くの場面で重宝されています。

ガソリン式発電機

ガソリン式発電機は出力が大きく、家にある家電なら大半は動かせることが出来ます。
また燃料はガソリンを使うため、ガソリンスタンドで燃料が簡単に補充でき、緊急時にも心強い味方になってくれます。
家庭用の小型で持ち運びがしやすく手ごろなタイプから、作業用の出力のあるタイプまでラインナップが多く、初めて発電機を購入する方にもおすすめです。

一方で、稼働中の音が大きい点と、燃料の保管には注意が必要。
ガソリンは引火性が高いので、安全な容器に入れて風通しの良い場所に保管して慎重に管理する必要があります。
また、長期間使用しない場合は燃料を抜いて故障を防ぐようにしましょう。

こまめにメンテナンスを行うことで、長く安心して使える頼もしい発電機です。

ディーゼル式発電機

ディーゼル式発電機は、そのパワフルさと耐久性で工事現場や業務用として重宝されています。

燃料にディーゼルを使うため燃費が良く、長時間の連続稼働が可能なのが特徴です。
また、ディーゼル燃料は引火しにくいので、安全面でも信頼が高いのが魅力。
寒冷地でも安定して動作するため、過酷な環境でも活躍します。

ただし本体が大きくて重いものが多いため、設置場所を選ぶ必要があります。
さらに、稼働中の音や振動が気になる場合もあるため、防音や設置環境を工夫することが大切です。

価格はやや高めですが、頻繁に使う方や耐久性を重視する方にはぴったりの発電機になります。
高出力が求められる現場や、長時間電力を供給したいときに頼れる一台です。

インバーター式発電機

インバーター式発電機は、非常に高品質な電力を供給できるのが特徴です。
電力が安定しているので、パソコン・スマートフォン・テレビなどの精密機器でも安心して使用できます。

とくにアウトドアや災害時の備えとして人気があり、燃費効率が良く静音設計のモデルが多いことから、家庭用としても重宝されているのです。

このタイプは他の発電機に比べて価格がやや高めですが、その分性能や使いやすさに優れています。
また、軽量でコンパクトな設計の製品が多いため、持ち運びが簡単で、場所を選ばず活用できるのもポイントです。
さらに、発電機の振動が少なく、周囲への影響を抑えられるため、キャンプなどの使用にも適しています。

音を気にする環境で電力を供給したい場合や、大切な機器を安心して動かしたい場面では、インバーター式発電機が最適な選択肢といえるでしょう。
また、最近ではエコモードを搭載したモデルもあり、必要な電力に応じて効率よく稼働することで燃料を節約できます。

バッテリー式発電機（ポータブル電源）

バッテリー式発電機、またはポータブル電源は、充電した電力を利用して供給する新しいタイプの発電機です。

このタイプはエンジンを使わないため、運転中に騒音や排気ガスが一切発生せず、環境に優しい点が大きな魅力です。
マンションや住宅地での使用はもちろん、アウトドアや車中泊、さらには災害時の短時間の電力供給にも適しています。

一方で稼働時間がバッテリー容量に依存するため、長時間の使用には適していません。
しかし、高性能なモデルでは、ソーラーパネルを使ってバッテリーを充電することが可能で、再生可能エネルギーを活用したい人におすすめです。
軽量で持ち運びも簡単なので、電力需要が限られる場面では最適な選択肢といえます。

また、USBポートやAC出力など、多様な接続方法を備えた製品が多いのも特徴です。
そのため、スマートフォンやノートパソコンだけでなく、家電製品や照明機器にも対応可能となっています。

災害時における緊急の電源確保や、アウトドアシーンでの利便性を求める人にとって、バッテリー式発電機は非常に頼もしい存在になるでしょう。

目的別に選ぶ

発電機を選ぶ際には、まず使用する目的を明確にすることが大切です。

たとえば、災害時の備えとして利用する場合は、家庭用の電化製品を動かせるだけの出力が必要です。
冷蔵庫や照明、スマートフォンの充電といった基本的な電力をまかなえるモデルを選ぶようにしましょう。
一方で、キャンプや車中泊などのアウトドア用途では、小型で持ち運びがしやすく、静音性の高いモデルが適しています。

また、DIY作業や工事現場で使用する場合には、高出力で長時間稼働できる業務用発電機が求められるでしょう。
さらに、バッテリー式発電機は、環境への配慮が必要な場所や屋内での使用に向いており、手軽に活用したい方にもおすすめです。

このように、発電機の用途に応じて必要な性能や特徴は異なります。
目的に合った発電機を選ぶことで、効率的かつ満足度の高い使用が可能となり、いざというときにも安心して備えることができるのです。

用途に合った出力で選ぶ

発電機を選ぶ際には、使用する機器の消費電力に合った出力を選ぶことが重要です。
また機器によっては消費電力より大きな起動電力という動き始める際に大きな電力を必要とする製品もあり注意が必要です。

たとえば、家庭用の冷蔵庫や小型クーラーを動かすためには、消費電力は200〜300W程度ですが、起動電力は800〜1,500W程度の出力が必要です。
エアコンや電子レンジなどの高出力が必要な家電を使用する場合には、2,000〜3,000W以上の出力が求められます。
また、DIYや工事現場では、電動工具の種類によっては4,000W以上の出力が必要になることもあります。

以下の表は、一般的な家電や機器の消費電力の目安です。

機器	消費電力の目安（W）
冷蔵庫	150〜800
照明	20〜100
スマートフォン充電	5〜15
電子レンジ	1,000〜1,500
電動工具	1,000〜4,000

機器を同時に使う場合は、合計消費電力に余裕を持たせた出力の発電機を選びましょう。

必要な電力を正確に計算し、余裕を持った出力の発電機を選ぶことで、電力不足を防ぎ効率的に使用できます。

静音性と持ち運びやすさで選ぶ

発電機の使用環境によっては、静音性が重要なポイントとなります。

たとえばキャンプ場や住宅地で使用する場合には、騒音を最小限に抑えた低騒音モデルが理想的でしょう。
とくに周囲に人がいる環境では、静音性の高い発電機が安心です。

また、発電機の重量やサイズも選ぶ際に考慮したいポイントです。
持ち運びやすいコンパクトなモデルなら、キャンプやイベントなど移動が多い場面でも便利に使えます。
一部の発電機のモデルにはキャスターや取っ手が付いており、力を使わずに簡単に移動できる仕様になっているので購入の際にはチェックしてみましょう。

さらに、発電機の設置場所を考慮して選ぶことも大切です。
小型の発電機であれば、車のトランクにも収納しやすく、必要なときにすぐ取り出して使用できます。
静音性と携帯性のバランスを考慮し、自分の用途や使用環境に最適な発電機を選びましょう。

燃料のタイプで選ぶ

発電機に使用する燃料の種類も選択の重要なポイントです。
一般的には、ガソリン式・ディーゼル式・カセットガス式・そしてバッテリー式があります。

ガソリン式は燃料が手に入りやすく、ラインナップが多く選びやすいのが特徴です。
一方、ディーゼル式は燃費が良く、長時間の連続稼働が可能で、業務用としてよく使われます。
カセットガス式は、保管がしやすいという利点があります。
バッテリー式は騒音や排気ガスが発生しないため、屋内や環境に配慮した場所での使用に適しているでしょう。

それぞれの燃料にはメリットとデメリットがあるため、自分の使用環境や燃料の入手のしやすさ、保管方法を考慮して選ぶと良いでしょう。
また、災害時や緊急時に燃料を確保できるかどうかも選択時の重要な要素です。

自分の用途に合った燃料タイプを選ぶことで、発電機の利便性を最大限に引き出しましょう。

MEIHO 発電機 オープン型インバータガソリン発電機HPG2300I HPG2300I

MEIHOのHPG2300Iは、2.5kVAの高出力を持つオープン型インバータ発電機です。
この発電機は、軽量かつコンパクトな設計で持ち運びがしやすく、アウトドアや非常時の電源確保に最適なモデルです。
プロユースに対応する高出力を実現。また、大型マフラーを採用しているため静音設計で、国土交通省超低騒音認可済み商品となります。

燃料タンク容量は8.3Lで、連続運転時間が長い点も魅力です。
燃費性能にも優れ、コストを抑えながら長時間の使用が可能なのも人気のポイントです。

多くの場面で安心して活躍できる発電機といえるでしょう。

Yamaha ポータブル発電機 50/60HZ EF900FW

ヤマハのEF900FWは、900VAの出力を持つポータブル発電機で、50Hzと60Hzの周波数切り替えが可能です。

全国どこでも使用できる汎用性があり、アウトドアや非常時の電源確保にも最適。
軽量コンパクトなデザインで、キャンプや車中泊などのシーンでの持ち運びも簡単なのが魅力です。

波形ひずみ率を抑える「制動巻線技術」を採用しており、安定した電力供給を実現しているため精密機器も安心して使用可能。
燃料タンク容量は2.7L、1/4負荷時で約6.3時間の連続運転ができるため燃費効率が良く、経済的な点もメリットとなっています。

また、オイルセンサーや過負荷保護装置を搭載しており、安全性が高いのもポイントです。
初心者にも扱いやすい設計で、使い勝手の良さが際立つ発電機となっています。

さらに、ヤマハ独自の耐久性設計により、長期間にわたって信頼して使用できるのも魅力です。
災害対策やアウトドアを楽しむ方にとって、頼れるパートナーといえるでしょう。

HONDA 正弦波インバーター搭載発電機 エネポ 900VA(交流専用) EU9IGBJNT

ホンダのエネポ（EU9IGBJNT）は、家庭用カセットガスを燃料に使用する発電機で、900VAの出力を持つ正弦波インバーター搭載モデルです。

カセットガスを燃料にするため、燃料の入手が容易で取り扱いも簡単。
非常時やアウトドアシーンでの電源確保に最適です。

正弦波インバーター技術を採用しているため、パソコンやスマートフォンなどの精密機器も安心して使用できます。
また、軽量コンパクトなデザインで持ち運びも便利なのも人気のポイント。
さらに、低騒音設計で住宅地や静かな環境でも使いやすいのが特徴です。

発電機を扱うのが初めての方でも簡単に使える設計も魅力的。
災害対策として家庭に1台備えておくのにも、ぴったりの発電機です。

カセットガス1本で約1時間の連続運転となっていますが、手軽に交換できるため長時間の使用にも対応してます。
燃料の劣化や保管に悩む必要がない点も大きなメリットで、日常のちょっとした作業から緊急時の備えまで、幅広いシーンで活躍する信頼のおける一台です。

HONDA 正弦波インバーター搭載発電機 1.8kVA(交流/直流) EU18IT JN

ホンダのEU18IT JNは、1.8kVAの正弦波インバーターを搭載した発電機で、交流と直流の両方に対応しています。
軽量コンパクトな設計で、持ち運びがしやすく、アウトドアや非常時の使用に加え、DIYや作業現場でも活躍します。

燃料効率に優れ、長時間の連続稼働も可能。
さらに、正弦波インバーター技術により、パソコンやスマートフォンなどの精密機器にも対応できる高品質な電力を供給します。
低騒音設計も特徴で、住宅地や静かなキャンプ場での使用にも適しているタイプです。

操作性にも配慮したデザインで、初めての方でも簡単に扱えるのも人気のポイント。
丈夫な作りと高い信頼性を持つEU18IT JNは、防災用や日常の作業にも安心して使用できる一台です。

さらに、燃料タンクの容量が大きく、満タン時には長時間の運転を維持できる点も魅力。
設置場所を選ばないコンパクトさと信頼の性能を兼ね備えたモデルとして、多くのユーザーに支持されています。

HONDA 正弦波インバーター搭載発電機 2.5kVA(交流専用) EG25IJN

ホンダのEG25IJNは、2.5kVAの高出力を持つ正弦波インバーター発電機で、交流専用のモデルです。
DIYや工事現場での使用・防災用としても適しており、多様なシーンで活躍するとともに、高品質な電力供給を実現しており、精密機器も安全に使用可能です。

燃料効率が良いため、長時間稼働できるうえ、コストパフォーマンスにも優れているのもポイント。
軽量で持ち運びが簡単なデザインが特徴で、使用場所の移動もスムーズに行えます。
また、低騒音設計により静かな環境でも使用可能で、初心者からプロユーザーまで幅広い方におすすめの発電機です。

さらに、操作性にも配慮された設計で、エンジン始動がスムーズなセルスターターを搭載。
燃料タンク容量が大きく、長時間の使用にも安心です。

高い耐久性に加え、メンテナンスのしやすさも魅力で、定期的なケアを行うことで長期間にわたり安定した性能を維持できます。
現場作業から家庭用まで幅広く対応できる、頼れる一台です。

工進 防音型インバーター発電機 GV-29I

工進のGV-29Iは、2.9kVAの出力を持つ防音型インバーター発電機です。

騒音を抑えた設計が特徴で、住宅街やキャンプ場、アウトドアなど静かな環境での使用に最適。
また燃費効率が高くエコモードを搭載しており、必要最低限の電力を効率的に供給可能です。
さらに、インバータ技術により精密機器も安心して使用できます。

本体は頑丈な構造で長期間の使用にも耐えられる設計となっており、停電時の非常用や日常の作業でも安心です。
操作がシンプルで初めての方にも扱いやすく、長時間の連続運転にも対応可能。
持ち運びを考慮した設計もなされており、取っ手付きで移動がスムーズなのも嬉しいポイントです。

燃料タンクは大容量で、長時間の使用でも燃料の補給頻度を減らせる点が魅力。
定格出力範囲内での安定性に優れ、複数の機器を同時に使用する際にも頼れる性能を発揮します。

住宅地やイベント会場など、音を気にする環境で高い評価を受けているGV-29Iは、多用途に活用できる優れた一台です。

工進 防音型インバーター発電機 GV-16I

工進のGV-16Iは、1.6kVAの出力を持つ防音型インバーター発電機で、軽量かつコンパクトな設計が特徴です。

住宅地やアウトドアでの使用に適した低騒音設計で、騒音を気にすることなく快適に使用できます。
インバータ技術により、精密機器にも安心して使用可能。
燃料効率が良く、経済的に使えるのも魅力の一つです。

持ち運びやすいデザインで、女性や初心者にも扱いやすい点も特徴となっており、キャンプや車中泊、非常時の電源確保にぴったりの発電機です。
操作も簡単で、長時間の使用にも対応可能。
さらに、エコモードを搭載しており、消費電力に応じた効率的な稼働が可能です。

燃料タンクの容量は十分で、必要な場面で連続運転を維持できる設計になっています。
また外装は耐久性が高く、厳しい環境下でも信頼して使用できるのも人気のポイント。
初心者だけでなく、日常的に発電機を使用する方でも満足できる高性能なモデルです。

幅広い用途に対応するGV-16Iは、実用性と携帯性を兼ね備えた万能な発電機と言えるでしょう。

新ダイワ ディーゼルエンジン発電機(三相・単相同時出力) DGM150UMK

新ダイワのDGM150UMKは、15kVAの高出力を誇るディーゼルエンジン発電機で、三相・単相の同時出力が可能です。
主に工事現場やイベント会場など、大規模な電力供給が必要な場面で活躍します。

ディーゼルエンジンは燃費が良く、長時間の連続運転に適しており経済的です。
また丈夫な設計で、過酷な環境下でも安定した性能を発揮します。

静音設計も採用されており、騒音が気になる現場でも使用可能。
安全性にも配慮されており、プロフェッショナルに求められる高い性能と信頼性も提供します。

さらに、高効率の冷却システムが搭載されており、長時間の連続稼働でもエンジンを適切な温度に保てるのも特徴。
燃料タンクは大容量で燃料の補給頻度を減らし、作業の効率を向上させます。
また、操作パネルは直感的に使えるデザインとなっており、スムーズな操作が可能です。

耐久性の高い外装は錆びや衝撃にも強く、厳しい現場環境にも適応。
DGM150UMKは、安定した電力供給と長期的なコストパフォーマンスを求める方に最適です。

エンジン式発電機は屋外で使用する

エンジン式発電機は使用中に排気ガスを発生させるため、必ず屋外で使用しましょう。

排気ガスには一酸化炭素が含まれており、無色無臭で気付きにくい特性を持っています。
これが屋内や換気の悪い場所で蓄積すると、一酸化炭素中毒の危険性が高まり危険です。
たとえ短時間の使用でも、屋内や車庫など密閉された空間での使用は避け、風通しの良い屋外に設置するようにしましょう。

また、発電機を使用する際は、周囲に可燃物がないか確認することも重要です。
燃料や紙、布といった引火性の高いものが近くにあると、火災につながる恐れがあります。

さらに、排気口の向きを確認し、人や動物がいる方向に排気ガスが流れないよう工夫しましょう。
屋外でもテントやシェルターの中で使用するとガスがこもる可能性があるため、開放的な場所で使用することが安全です。
加えて、使用中の発電機の振動が周囲の物を倒したり、接触事故を起こしたりしないように、設置場所は安定した地面にしてください。

燃料は火気厳禁で冷暗所にて保管する

発電機に使用する燃料は非常に引火しやすいため、保管場所や取り扱いには十分に注意してください。

ガソリンやディーゼル燃料は専用の容器に入れ、直射日光が当たらない冷暗所で保管するのが基本です。
また、燃料を保管する場所の近くに火気や熱源があると、思わぬ事故につながる危険性があります。
とくに夏場など気温が高くなる季節には、燃料が揮発しやすくなるため、保管場所の温度管理にも気を付けましょう。

さらに、子どもやペットの手が届かない場所に保管することで、誤飲や触れることによる事故を防ぐことができます。
保管期間が長くなると、燃料の劣化や容器の劣化が進む可能性があるため、定期的に点検を行い、新しい燃料に入れ替えることも重要です。

加えて、燃料容器の密閉状態を保つことも大切。
密閉が不十分だと、燃料の揮発成分が漏れ、周囲の空気が引火性を帯びる恐れがあります。
また、燃料を注ぐ際には必ず漏斗を使用し、こぼさないよう慎重に作業することで安全性を確保しましょう。

使用後は燃料を抜く

発電機を使用した後は、必ず燃料を抜くことを心掛けましょう。
燃料を発電機内に放置すると、長期間の保存中に燃料が劣化し、内部の部品に悪影響を与える可能性があります。

たとえば、ガソリンは時間が経つと蒸発して樹脂のような物質を残し、キャブレターや燃料パイプを詰まらせる原因になります。
また、ディーゼル燃料も酸化して粘度が増し、エンジンの性能を低下させることがあるでしょう。
使用後は燃料タンクの中身を空にし、残った燃料を安全な方法で処理することが大切です。

さらに、燃料を抜いた後にはエンジンを短時間稼働させ、燃料系統に残った微量の燃料も使い切ることで、部品の劣化を防ぎましょう。
これにより、次回使用時のトラブルを回避し、発電機を長持ちさせることができます。
定期的なメンテナンスを兼ねて燃料抜き作業を行うことで、安全性と耐久性を確保しましょう。

また、燃料を抜く作業を行う際は燃料をこぼさないよう慎重に作業を進め、作業後には手や周囲をしっかり清掃しておくことも重要です。

使用後は清掃を徹底する

発電機を使用した後は、必ず清掃を徹底して行いましょう。
稼働中に発電機の表面や通気口にはホコリや汚れがたまりやすく、そのまま放置するとエンジンの冷却性能が低下する原因となります。

とくに、冷却ファンや排気口の周辺は汚れが蓄積しやすい部分なので、柔らかいブラシやエアダスターを使ってしっかり掃除することが大切です。
また燃料タンク周辺や給油口付近も、使用中にこぼれた燃料が汚れとなることがあるため、きれいに拭き取っておきましょう。

加えて、電極やケーブルの接触部分も点検し、サビや汚れがあれば専用のクリーナーで除去してください。
清掃に加え、外部のビスや接合部分が緩んでいないかを点検することで、使用中の振動による事故を未然に防ぐことができます。

清掃を習慣化することで、発電機の効率を保ち次回使用時のトラブルを防ぎましょう。
こうしたメンテナンスを継続することで、発電機をより長期間にわたって安心して使用できます。

定期的にオイル交換を行う

発電機のエンジンオイルは、エンジン内部の摩耗を防ぎ、スムーズな稼働を支える重要な役割を果たしています。
しかし、オイルは使用を重ねるごとに劣化して性能が低下するため、定期的な交換が必要です。

一般的には、使用開始後の最初の20〜50時間程度で初回のオイル交換を行い、その後は100時間ごと、または半年に一度のペースで交換するのが目安です。
火傷を防ぐためにも交換時にはエンジンを停止し、冷えてから作業を行ってください。

また、使用するオイルは発電機の取扱説明書で推奨されているものを選ぶことが重要です。
古いオイルをそのまま放置しておくと、エンジン内部にカーボンが蓄積し、故障や性能低下の原因となることがあります。
さらに、オイルの交換時にはオイルフィルターの点検も行い、必要に応じて交換することで、エンジンの性能をより高いレベルで維持できます。

オイル交換を定期的に行うことでエンジンの寿命を延ばし、発電機を長期間安心して使用していきましょう。

長期間使用しない場合は防錆対策をする

発電機を長期間使用しない場合は、防錆対策を行うことで劣化を防ぎ、次回使用時のトラブルを回避しましょう。
とくに金属部分は湿気などによってサビが発生しやすいため、適切な保管が重要です。

まず、使用後は燃料タンクを空にし、エンジン内部の残燃料も使い切っておくことが基本です。
また、金属部分に防錆スプレーを軽く吹き付けることで、湿気から保護することができます。

保管場所は風通しの良い乾燥した環境を選び、カバーやシートを使って発電機をほこりや湿気から守りましょう。
ただし、密閉しすぎると逆に湿気がこもる場合があるため、適度な通気性を確保することも大切です。

また、バッテリーを使用している場合は、バッテリーを取り外し、充電を行いながら保管すると劣化を防げます。
保管前には、エンジンオイルや冷却液の確認・補充も忘れずに行い、次回の使用に備えてください。

これらの対策を行うことで、発電機を長期間良好な状態で維持することができ、いざというときにも万全の状態で使用できるでしょう。