梱包時の緩衝材おすすめ7選!配送の状況にあった緩衝材の選び方も解説

荷物を配送のために梱包するときに、重宝するのが緩衝材です。適切な緩衝材を梱包時に詰めることで、故障や破損のリスクから製品を守り、送り先にトラブルなく届けられます。緩衝材にはさまざまな種類があるため、送る製品や配送の状況、コストなどをふまえて適切な素材を取り入れるのが大切です。
今回の記事では、梱包材の種類や選び方について、詳しく紹介します。また、現場市場で扱うおすすめの緩衝材についても紹介します。梱包時の緩衝材選びに悩む方は、ぜひ参考にしてください。
INDEX
- 1.緩衝材とは?
- 1-1.緩衝材はどこで買える?
- 2.梱包に便利な緩衝材のおすすめ7選
- 2-1.発泡ポリエチレンシート
- 2-1-1.おすすめ製品:ミナ 発泡ポリエチレンシート ミナフォーム
- 2-2.エア緩衝材ロール
- 2-2-1.おすすめ製品:ミナ ノンカッターパック箱入り
- 2-3.コーンスターチバラ緩衝材
- 2-3-1.おすすめ製品:ユタカメイク バラ緩衝材
- 2-4.クッションペーパー
- 2-4-1.おすすめ製品:ユタカメイク 緩衝材 クッションペーパー
- 2-5.エアー緩衝材・空気緩衝材
- 2-5-1.おすすめ製品:オクトパック AIR5用エアー緩衝材フィルム
- 2-6.ポリスチレン樹脂
- 2-6-1.おすすめ製品:ハイランド アスパックサラサラ
- 2-7.木材緩衝材・ウッドウール
- 2-7-1.おすすめ製品:ユタカメイク 緩衝材 ウッドウールパッキン 木毛
- 3.緩衝材の選び方
- 3-1.用途に合わせて種類を選ぶ
- 3-2.目的をふまえて適した形状の緩衝材を選ぶ
- 3-3.梱包する製品に合わせてサイズを決める
- 4.まとめ
緩衝材とは?

緩衝材とは内容物を保護するために使用する資材を指します。内容物を包んだり、箱の中に一緒に詰めて梱包したりして、外部からの衝撃による内容物の破損を防ぎます。
割れ物を詰める場合には、内容物同士の間に挟むことで、互いにぶつかって破損するのを防ぐ目的で使用することもあります。緩衝材によって、製品を物流サービスを活用して安心して物を配送することが出来るのです。さまざまな種類があるので、状況や内容物に合わせて最適な緩衝材を選ぶのが大切です。
緩衝材はどこで買える?
緩衝材は、ホームセンターなどで購入可能です。また、素材や工具などを販売するネットショップでも販売しています。見栄えが良くラッピングの一環として活用できるものは、贈り物を梱包するときに使用するのもよいでしょう。
大きなものを配送するとき、業務目的で継続的に使用する場合にはホームセンターやネットショップが便利です。いずれも多種の梱包材を販売していて、なおかつ大量購入が可能なため、必要な梱包材を確保しやすいでしょう。
梱包に便利な緩衝材のおすすめ7選

緩衝材にはさまざまな種類がありますが、ここでは以下の7種類を紹介します。
- 発泡ポリエチレンシート
- エア緩衝材ロール
- コーンスターチバラ緩衝材
- クッションペーパー
- エアー緩衝材・空気緩衝材
- ポリスチレン樹脂
- 木材緩衝材・ウッドウール
それぞれの特徴やおすすめの製品について紹介していきます。
発泡ポリエチレンシート
発泡ポリエチレンという緩衝性に優れた素材を薄くシート状に伸ばした緩衝材です。薄く柔軟性があり、ビン・ガラスなどの割れ物、複雑な形状の製品を包むのに便利です。
衝撃に加えて断熱性、保温性、保湿性にも優れているため、温度変化・湿度変化の大きな状況下で内容物を運搬するときにも重宝されています。なお、単価が高めなため、ダンボールの隙間に敷き詰めるような大量使用する使用方法には適していません。
ミナフォームは発泡ポリエチレンシートの中でも知名度が高い製品の一つです。一般的な緩衝性や断熱性、保湿性など基本的な発泡ポリエチレンシートの特性があるほか、薬品からの汚染にも強いのが特徴です。
さまざまな割れ物の保護、ステンレス製品やアルミ建材の表面保護、冷凍食品・アイスクリームの保冷材など、幅広い用途に使用されています。
エア緩衝材ロール
こちらは、緩衝材の定番の一つで、エアーキャップとも呼ばれるほか、キャップを潰した時の感触から、俗称として「プチプチ」と呼ばれる場合もあります。キャップの中に含まれた空気が衝撃を吸収するため、高い緩衝性を発揮します。
エア緩衝材としては、シートタイプやカットタイプなどさまざまな状態のものが販売されていますが、大量使用する場合には、ロールタイプが便利です。
ミナ ノンカッターパックは、シートが手で楽々カットできる構造となっています。いちいちハサミ・カッターで切断する手間がないため、とても便利です。
42mの長さで売っているため、大量使用する場面でも安心です。引越しでの大型製品の運搬や電気部品、工具などの包装にぜひご活用ください。
商品の詳細はこちらコーンスターチバラ緩衝材
バラ緩衝材とは、数センチ程度の小さな粒状の緩衝材です。食品にも使用されるコーンスターチを主原料として作られます。
そのため、自然環境への負荷が小さいのも特徴です。また、食べ物を運搬する際にも安全です。なおコーンスターチ製は耐久性があまり高くないため、軽いものの梱包に特に適しています。
600個のコーンスターチ製バラ緩衝材が袋詰めされた製品です。
粒状だと箱から製品を取り出す際に散らばってしまうため袋にまとめ取扱いし易くしたあいてむです。
中の緩衝材はポリプロピレンとコーンスターチを3:7で配合して生成されています。コーンスターチは土に帰りやすい材質のため、自然に優しい緩衝材としても人気です。
クッションペーパー
クッションペーパーは、製品名の通り紙でできた緩衝材です。軽くて環境にやさしいのが特徴なほか、燃えるゴミでの処分も可能なので、荷物の受け取り手が処分に困らないのが特徴です。
一般的にシート状で販売されていて、蜂の巣のような網状になっていますが、見た目の特徴ゆえに、ハニカムシートと呼ばれる場合もあります。
ユタカメイク 緩衝材 クッションペーパーは、一般的なクッションペーパーの特徴をもつ緩衝材です。ハニカム状の形をしたシート状のクッションペーパーでは、最大で2倍近く広がります。こちらは30cm×25cmのシート50枚入りで販売されています。
商品の詳細はこちらエアー緩衝材・空気緩衝材
ポリエチレンなどでできた袋状の素材に空気が充填された緩衝材です。エアークッションやエアーピローと呼ばれる場合もあります。
袋の中の空気が衝撃を吸収する仕組みはエアーキャップと同様ですが、こちらの方が大きく膨らんでいるため、箱の中の隙間を埋める際などに便利です。空気が入っているタイプの他、自分で空気を充填するタイプも販売されています。
オクトパック AIR5用エアー緩衝材フィルムはロール状で販売されるエアー緩衝材用のフィルムです。袋状のフィルムが連なった形をしていて、任意の長さにカットして使用します。なお、使用するときに空気を充填します。使用前は空気が入っていないため、保管しやすいのが特徴です。
商品の詳細はこちらポリスチレン樹脂
繭のような形状をしたポリスチレン樹脂製の緩衝材です。内容物と箱の間に敷き詰める形で利用するケースが多いといえます。隙間が多い場合や複雑な形状の隙間を埋める場合に便利です。先に紹介したコーンスターチ製と比べてつぶれにくいため、重い内容物の緩衝材にも使用できます。
25cm×35cmの袋に入った状態で販売されるポリスチレン樹脂製の緩衝材です。独自の形状により、内容物の荷動きを少なくし、破損のリスクをさらに低減します。
ポリスチレン樹脂の特性として、吸水性が少ないため、高湿度環境でも利用可能です。なお、使用しているポリスチレン樹脂はリサイクル製品で、環境に優しいものとなっています。
商品の詳細はこちら木材緩衝材・ウッドウール
ウッドウールとは、木材を原料とする緩衝材です。木材を薄く細長い繊維にスライスして、やわらかくしたものとなっています。ウッドパッキンとも呼ばれています。弾力性・吸湿性が高いのが特徴で、青果類などデリケートな内容物の保護にも使用されます。見た目がよいためラッピングの一環として贈り物などに詰められる場合もあります。
250gのウッドウールが袋に詰められた状態で販売されています。色ムラが少なく、見た目がきれいなのが特徴で、贈り物に敷き詰めると、内容物の保護に加えておしゃれな印象を持たせることができます。
通気性や吸湿性に優れているため、水分・湿度を嫌う内容物の保護にも適しています。もちろん、ガラス・ビン・陶器などのこわれものの保護剤としても有効です。
商品の詳細はこちら緩衝材の選び方

緩衝材を選ぶときには、次のようなポイントに留意しましょう。
- 用途に合わせて種類を選ぶ
- 目的をふまえて適した形状の緩衝材を選ぶ
- 梱包する製品に合わせてサイズを決める
用途に合わせて種類を選ぶ
緩衝材に求める効果を踏まえて、製品を選ぶのがまず第一です。基本的に緩衝材に求められる役割として「衝撃の吸収」があります。これはある程度どの緩衝材でも効果が期待できます。
一方で、湿度を嫌う内容物の場合は、同時に吸湿性が求められます。その場合にはウッドウールなどが効果を発揮するでしょう。食品を保護する場合や、緩衝材の廃棄が避けられない場合には、自然素材で環境に優しいコーンスターチが好まれる場合もあります。
目的をふまえて適した形状の緩衝材を選ぶ
目的に合った形状の緩衝材を選ぶのも大切です。緩衝材は、大きく分けてシート・ネット状、袋状のもの、バラバラの粒になったものがあります。
製品自体をくるむときには、シート状の緩衝材が便利です。隙間を埋めるなら、袋状の物を使用すると少ない個数の緩衝材でスペースを埋められます。内容物の形状が複雑なときは粒状の緩衝材が効果を発揮するでしょう。
梱包する製品に合わせてサイズを決める
内容物や梱包する箱の大きさに合ったサイズの緩衝材を用意しましょう。緩衝材は基本的に量が多いほど高くなります。しかし、内容物に対して緩衝材が少なすぎると、衝撃吸収の役割を果たしません。緩衝材と梱包の隙間を埋めるうえでちょうど良い量・サイズの緩衝材を用意しましょう。
まとめ

緩衝材には素材・形状共にさまざまな種類があります。求める役割にあった緩衝材を選んで、内容物を安全に運搬しましょう。
現場市場では、今回紹介した緩衝材を始め、さまざまな製品を扱っています。少量・安価から、業務利用を想定した大量ロットでの販売まで柔軟に対応しているので、緩衝材をお求めの方は、ぜひ公式Webサイトを覗いてみてください。
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この記事を書いた人
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ヤス
愛車はシトロエンC3。前職は家具メーカーのECサイト運営。現場市場の企画・撮影を担当。知られざる「現場にあると嬉しいモノ」を知ってもらうことを目的に活動中。休日の日課はもちろん洗車です!
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ヤスのコメント
一口に緩衝材と言ってもこれだけの種類があります。大切な商品、贈り物を気持ちよく相手方に受け取ってもらうための縁の下の力持ちです。個人的に馴染み深いものは「エア緩衝材ロール」通称プチプチです。私はひとつずつプチプチするより一気にブチブチっと派です!