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現場で使える大工道具の基本と選び方|プロも納得の定番セットを紹介

現場で使える大工道具の基本と選び方|プロも納得の定番セットを紹介

大工道具は、木材を切ったり削ったりするための道具ですが、それだけではありません。

使いやすい道具を選ぶことで、作業の精度やスピード、仕上がりの美しさが大きく変わってきます。特に現場では、ちょっとした使い勝手の差が仕事の効率に直結することもあるのです。

この記事では、大工道具の基本と選び方のポイントを紹介しながら、現場でしっかり使えるアイテムを厳選してお届けします。これから道具を揃えたい方はもちろん、使い慣れた道具を見直したいときにも、きっとヒントになるはずです。

ぜひ参考にしてみてください。

まず揃えたい大工道具の基本

木工や建築の現場でよく使われる道具には、基本となる定番アイテムがあります。ここでは、大工仕事を始めるならまず押さえておきたい道具を、用途ごとに分けて紹介します。

測る・墨をつける道具(サシガネ/スミツボ/スミサシ/さげふり)

寸法を正確に測り、基準となる線を引く作業は、大工仕事の中でも最も基本でありながら仕上がりに大きく関わる重要な工程になります。

サシガネは直角や長さを測るほか、墨付けや角度確認にも使える万能道具です。スミツボは細い糸に墨を含ませて真っ直ぐな線を引く道具で、スミサシはその補助として細かい箇所の墨付けに活躍します。

そして、さげふりは重りを使って垂直を確認する伝統的な道具で、柱や壁を正確に立てる際には欠かせません。

これらの道具がしっかり揃っていることで、後の作業もスムーズに進めやすくなります。

切る・削る道具(ノコギリ/カンナ/チョウナ)

木材を切断・加工するうえで欠かせないのは、切る・削るための道具です。

ノコギリは木材の形を整えたり、部材を切り出したりするときに使用します。

用途に応じて両刃、片刃、胴付きなどさまざまな種類があり、作業内容に合った選定が重要です。

カンナは表面を滑らかに仕上げるための道具で、わずかな削り具合が最終的な見た目や精度に大きく関わります。

これらの道具を正しく使い分けることで、美しく精度の高い加工が可能になります。

叩く・彫る道具(ゲンノウ/ノミ)

叩く・彫る道具は、木材を彫ったり、部材を組み合わせたりする際に活躍します。

ノミは、ほぞ穴を掘ったり、角を落としたり、細かい調整をするために使われる刃物で、用途に応じて刃の幅や形状もさまざまになっています。加工面の仕上がりを左右する繊細な作業が求められるため、切れ味の良いノミを選ぶことが重要です。

そして、ゲンノウはノミを叩いて作業するのに欠かせません。いわゆる金づちですが、打面の形や重量バランスにより、精密な打撃が可能になります。叩く力をコントロールしやすく、繊細な作業でも材料を傷めにくい点が特長です。

細部の仕上げや組み立て作業では、この2つの道具が大きな役割を果たします。

まとめて持ち運ぶ道具箱も便利

道具箱は、複数の道具を安全に収納しながら、必要なときにすぐ取り出せるように整理できるアイテムです。特に屋外や移動の多い現場では、持ち運びやすさも重要になります。

素材には金属製や樹脂製、木製などがあり、耐久性・重量・収納力に応じて選びましょう。仕切りや引き出し付きのタイプを選べば、ノミやカッター、スミサシといった小物も見やすく収納できます。

長く付き合っていく道具を守るためにも、使い勝手の良い道具箱はひとつ持っておきたいアイテムです。

失敗しない道具選びのポイント

大工道具は種類が多く、どれを選べばいいのか迷うことも少なくありません。ここでは、目的や使用頻度に応じて、自分に合った道具を選ぶためのポイントを紹介します。

目的・頻度に合った道具を選ぶ

大工道具は、使用する目的や作業の頻度によって適した種類やグレードが変わります。たとえば、週末だけDIYを楽しむ人と、日々現場で作業する職人とでは、求める耐久性や使い勝手も異なります。

使用頻度が高い道具ほど、丈夫で手に馴染むものを選んだほうが快適に作業ができます。また、作業内容に特化した道具もあるため、何をどこまでやりたいかを明確にしておくと、無駄な買い物を避けられるでしょう。

はじめのうちは万能なタイプを選びつつ、必要に応じて少しずつ専用工具を揃えてみてください。

使いやすさ・メンテのしやすさで選ぶ

どんなに高機能な道具でも、使いにくければストレスになります。手に持ったときのバランスや重さ、グリップの感触など、自分の作業スタイルに合うかどうかをしっかり確かめましょう。

また、日々のメンテナンスがしやすいかどうかも見逃せないポイントです。刃物類であれば、刃の交換や研ぎやすさ、汚れやサビへの強さなどが重要になります。

手入れが簡単な道具を選べば、長く良い状態で使い続けられるためコスト面でも大きなメリットになります。

実際の使用シーンを想定して選ぶ

道具選びでは、カタログスペックだけで判断せず、自分が使う場面をできるだけ具体的にイメージすることが大切です。

たとえば、高所作業が多い人なら軽さや持ち運びやすさが重要になりますし、細かい作業が中心なら道具の繊細さや取り回しのしやすさが求められます。収納場所や持ち運ぶ頻度によっても、選ぶべきサイズや形状は変わってきます。

実際の現場でどんな作業を「どんな体勢で、どれだけの時間行うのか」と、細かなイメージがあると、自分に合った道具を見つけやすくなります。

大工道具をお手入れする時のポイント

道具は使ったままにせず、きちんと手入れをすることで長持ちさせましょう。ここでは、日々の作業後に行いたい基本的なメンテナンスのポイントを紹介します。

使用後は汚れと水分をしっかり拭き取る

作業後の道具は、木くずやホコリ、汗などの汚れが付着しています。そのまま放置すると、刃の劣化やサビの原因になります

また、湿気にも注意が必要です。

使用後は柔らかい布で全体を拭き、細かな部分の汚れも丁寧に落としましょう。水分の放置は、道具の劣化に直結するため特に注意してください。

たった数分の手入れで、道具の寿命は大きく変わります。

刃物にはサビ止めを忘れず塗る

ノコギリやカンナ、ノミといった刃物類は、使った後にそのまま放置するとサビが発生しやすくなります。

水分や手の皮脂が残ったままだと、翌日には変色してしまうこともあるため、拭き取り後にサビ止めの油を薄く塗りましょう。椿油やサラダ油などの食用油でも代用できます。専用の防錆スプレーなどを使えば、手間も少ないのでおすすめです。

刃の切れ味を保ち、安心して長く使うためにも、定期的なサビ対策は欠かせません。

木製部分は乾燥とひび割れに注意する

カンナやノミの柄など、木製部分は乾燥によってひび割れを起こします。とくに空気が乾燥しやすい季節や、直射日光が当たる場所に置きっぱなしにすると、劣化が進みやすくなるため注意しましょう。

保管の際は、湿度が安定した場所を選ぶことが大切です。また、乾燥が気になる場合は定期的に油を染み込ませて保湿すれば、割れや反りを防げます。

定期的に刃のメンテナンスをする

刃物の切れ味は、作業の効率や仕上がりに直結します。

使用を重ねるうちにどうしても刃は摩耗していくため、定期的なメンテナンスが欠かせません。刃こぼれや切れ味の低下が見られたら、砥石を使って丁寧に研ぐようにしましょう。

正しく研がれた刃は、スムーズに力をかけずに作業ができるため、ミスやケガの防止にもつながります。

湿気を避けて保管する

金属部分のサビや木部の劣化を防ぐためにも、保管場所の湿気対策は欠かせません。

特に梅雨時や結露の出やすい場所では、湿気がこもりやすく、道具に悪影響を及ぼします。風通しの良い棚や、除湿剤を使った工具箱の中など、適切な湿度環境を整えましょう。

また、道具を濡れたまま放置するのは避け、使用後にはしっかり乾燥させてから片づけるようにしてください。

プロも使用!おすすめの大工道具セット

ここでは、プロの現場でも使用されている信頼性の高い定番アイテムを厳選して紹介します。各製品の特長や使い勝手を確認し、道具選びの参考にしてください。

RISU 道具箱 CL

RISU 道具箱 CL

リス興業の道具箱CLは、現場の作業環境を想定して設計された、実用性に優れた工具収納ボックスです。

耐衝撃性に優れたポリプロピレン素材を採用しており、現場での落下や衝突にも強く、長く使えるタフなつくりが特長。浅型タイプのフタは取り外し可能で、中身が見やすく、工具の出し入れもスムーズに行えます。

外寸は間口821mm、奥行375mm、高さ152mmと、大型ながらも作業車などに積み込みやすい形状です。さらに、耐荷重は30kgと高く、重たい道具も安心して収納できます。

容量は30リットルと十分で、手工具から小型電動工具まで幅広く対応しています。底面には滑り止めゴム付きで、安定感のある使用が可能で、ハードな現場で使える道具箱を探している方におすすめです。

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シンワ 厚手広巾シルバー50cm8段目盛

シンワ 厚手広巾シルバー50cm8段目盛

シンワ測定の厚手広巾シルバーは、視認性と耐久性を兼ね備えたプロ仕様のスケールです。50cmという扱いやすい長さに加え、8段階の目盛りが付いており、現場で必要な複数の基準寸法をこれ一本でカバーできます。

スケール全体にはシルバー仕上げが施されており、光の反射を抑えて目盛りが見やすく、屋外や暗い場所でも読み取りやすい設計です。また、厚みがあり剛性に優れているため、木材や金属にしっかりと沿わせて正確な計測が可能になっています。

目盛りはエッチング加工により長期間消えにくく、現場でのハードな使用にも安心して対応できます。墨付けや寸法取りなど、作業の基準を支える信頼性の高い一本として、常に持っておきたいスケールです。

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TRUSCO 両口ハンマー #3 TRH-30

TRUSCO 両口ハンマー #3 TRH-30

TRUSCOの両口ハンマー TRH-30は、叩く作業を効率よくこなすための定番工具です。

頭部は高炭素鋼で作られており、適度な硬さと粘りを持ち合わせているため、衝撃をしっかり伝えながらも打撃面が欠けにくい設計です。両側に打面がある両口タイプは、打撃方向を気にせず使えるため、繰り返し作業が多い現場でも扱いやすさを発揮します。柄には木製グリップを採用しており、手に馴染みやすく、長時間の使用でも疲れにくい点が特長です。

全長は約360mm、重量は約900gと適度な重さで、ノミの打ち込みや金属パーツの調整など、さまざまな作業に対応可能。しっかりとした打撃力と安定感があり、現場で信頼され続ける一本です。

耐久性とバランスに優れたハンマーを探している方に適しているでしょう。

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KAKURI ミニ鉋 42×150mm 41430

KAKURI ミニ鉋 42×150mm 41430

KAKURIのミニ鉋(かんな)は、繊細な仕上げ作業にぴったりなコンパクトサイズの手鉋です。

全長150mm、刃幅42mmという扱いやすいサイズで、細かい面の仕上げや、狭い箇所の微調整などにも使いやすく、手になじむ絶妙なサイズ感が魅力です。小型ながらも刃はしっかりとした鋼を使用しており、切れ味も十分。刃の角度や突出具合を自分好みに調整することで、木材に合わせた精密な削りが可能になります。

台には木材を使用しており、適度な柔らかさと吸いつくような感触があり、滑りすぎず安定感のある作業ができます。持ち運びにも便利なサイズなので、現場への持ち込みはもちろん、自宅でのDIYや細工にも活躍します。

仕上げの精度を高めたい方や、細かい作業を丁寧に行いたい方におすすめです。

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千吉銅賞 追入のみ 21MM

千吉銅賞 追入のみ 21MM

千吉の追入のみは、木材を彫る・削るといった精密な加工に適した、実用性の高い刃物工具です。21mmという幅は、細かすぎず広すぎない絶妙なサイズ感で、ほぞ穴の加工や角の整形、溝彫りなど幅広い用途に対応できます。

刃部には耐久性に優れた炭素鋼を採用しており、鋭い切れ味が長く持続。繰り返しの使用にも強く、現場での信頼性も高い一本です。

柄には天然木を使用しており、手にしっくりと馴染み、打ち込み作業時にもブレにくい構造になっています。金輪付きで強度も高く、ゲンノウで叩いたときの衝撃にも耐えられる設計です。

全体的にバランスの取れた構造で、初心者でも扱いやすく、手入れをしながら長く使いたくなる道具のひとつです。

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ゼットソー 265本体 15003

ゼットソー 265本体 15003

ゼットソー265は、切れ味と扱いやすさに定評のある両刃タイプの替刃式ノコギリです。横挽きと縦挽きの両方に対応しており、木材のカット方向に応じて使い分けができるため、一本でさまざまな作業をこなせます。

刃は非常に薄く、軽い力でもスムーズに引けるのも特長で、細かく正確な切断を求める場面に最適です。刃先には衝撃焼入れ加工が施されており、耐久性が高く、長時間の使用でも切れ味が落ちにくい構造になっています。

本体は軽量設計で、長時間の作業でも疲れにくく、グリップ部分は滑りにくい樹脂素材で安定した操作が可能です。替刃式なので、使い込んで切れ味が落ちても刃だけを交換でき、コストパフォーマンスにも優れています。

細部の仕上がりにこだわりたい方や、DIYからプロの現場まで幅広く活躍する人気の一本です。

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タジマ パーフェクト墨つぼ EVO-S 黒 PS-EVO-SBK

タジマ パーフェクト墨つぼ EVO-S 黒 PS-EVO-SBK

タジマのパーフェクト墨つぼ EVO-Sは、プロの現場でも高い支持を得ている高性能な墨出し道具です。

糸にはタジマ独自の極細糸「スーパーファイン」が採用されており、細く均一な線がしっかりと引けるため、精密な作業に最適です。糸の太さは約0.6mmと極細で、滲みにくく、乾きやすい墨との相性も良好。ケースは高耐久樹脂製で、落下や衝撃にも強く、過酷な現場でも安心して使えます。

コンパクトながら大容量の墨タンクを備えており、頻繁な補充の手間も少なく済みます。さらに、糸巻き取りもスムーズで、作業のリズムを崩しません。

先端には金属製の「からまんフック」が付いており、柱や材木への固定も簡単になっています。

直線を正確に引くための道具として、信頼性・耐久性・操作性をすべて備えた一台です。

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タジマ パーフェクトキャッチG3-450クイックブラ付 黄 PCG3-B400

タジマ パーフェクトキャッチG3-450クイックブラ付 黄 PCG3-B400

タジマのパーフェクトキャッチG3-450は、現場での正確な垂直出しや位置確認に便利な自動巻取式の下げ振り器です。コードの長さは4.5mと余裕があり、天井の高い現場や大きな構造物の施工時にも安心して使用できます。

強力なネオジム磁石付きブラケットが付属しており、鋼製の柱や梁にワンタッチで固定できるため、作業効率も抜群です。糸の出し入れはスムーズで、巻き取りはワンタッチの自動式。作業中に絡まったり、糸がたるんだりする心配が少ないのも魅力です。

ボディは高強度ABS樹脂製で、衝撃に強く、現場でのハードな使用にも耐えます。視認性の高い黄色の本体は、道具箱の中でも見つけやすく、持ち出しやすさも抜群です。

スピーディーで正確な垂直確認が求められる場面にぴったりのアイテムです。

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大工道具のことなら「現場市場」に相談しよう!

大工道具を選ぶときは、製品そのものだけでなく「どこで買うか」も大切なポイントです。

現場で毎日使う道具だからこそ、品質や信頼性にこだわって選びたいという方は多いはずです。私たち現場市場では、プロの職人が現場で実際に使っている大工道具を厳選して取り揃えています。

定番のサシガネやノミから、専門的な工具まで幅広くラインナップしており、用途や作業内容に合ったアイテムを見つけやすくなっています。また、ひとつひとつの商品に対して、使い方や特徴がしっかりわかるような情報を掲載していますので、はじめての方でも安心して選んでいただけます。

長く使える道具を探している方、道具選びで失敗したくない方は、【現場市場 公式ショップ】をぜひご覧ください。

現場のリアルを知る私たちだからこそ、納得のいく一品をご提案いたします。

まとめ:いい大工道具を選んでいい仕事につなげよう

道具は、ただ作業を進めるためのものではなく、仕事の質を支える大切な存在です。

どの道具を選ぶかによって、作業効率や仕上がりの精度が大きく変わります。だからこそ、自分の用途に合った道具をしっかり見極めて選ぶことが重要です。

今回紹介した基本の道具と選び方のポイントを押さえて、道具選びの失敗をグッと減らしましょう。

そして、手入れや保管といった日々のひと手間も、道具と長く付き合うためには欠かせません。道具の状態が整っていれば、作業への集中力も高まり、結果として作業全体の質にもつながります。

良い道具を選び正しく使い、丁寧に手入れをすることの積み重ねが、信頼される仕事を支えていきます。

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ヤスのコメント

大工道具って、使ってみないと良し悪しが分かりづらいものですが、だからこそ最初の選び方がけっこう大事です。「道具って奥が深いな〜」と思ってもらえたら嬉しいですし、これから道具をそろえる方のヒントになれば本望です!




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ヤス

愛車はシトロエンC3。前職は家具メーカーのECサイト運営。現場市場の企画・撮影を担当。知られざる「現場にあると嬉しいモノ」を知ってもらうことを目的に活動中。休日の日課はもちろん洗車です!

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