作業用手袋の選び方

切断砥石と研削砥石の使い方

業務用で使われる手袋には、素材や用途によってさまざまな種類があります。
素材や種類によって適切な使われ方がありますので、選び方が重要になってきます。
こちらのページでは、作業用手袋の種類や特徴から、業種や用途からどのように手袋を選定していくかを解説していきます。

作業用手袋とは

業務用で使われる手袋には、素材や用途によってさまざまな種類があります。素材や種類によって適切な使われ方がありますので、選び方が重要になってきます。こちらのページでは、作業用手袋の種類や特徴から、業種や用途からどのように手袋を選定していくかを解説していきます。

作業用手袋の分類と特徴

軍手
軍手の特徴
軍手は、名前からわかるように軍隊用に使用されていた手袋です。作業用手袋の中で、丈夫で安価な手袋として知られています。メリヤス編みのため、伸縮性があるため利用場面は多岐に渡り、作業時の切り傷・擦り傷防止をはじめ、手を保護することを主な役割として着用されます。
糸を編み込まむ目や段の数をゲージと呼びます。主に7ゲージ゙をよく見かけますが、細かく目が詰まった13ゲージなどご利用状況によって使い分けをして下さい。
軍手を装着して作業するときの注意点としては、ドリルなどのような回転部分のある道具で作業を行う際、その回転部分に軍手の生地が巻き込まれる恐れがあるので、そういった用途で軍手を使用する場合はご注意ください。。機器に巻き込まれて、重大な事故に繋がる恐れがあります。
軍手と言っても様々な種類があります。軍手の材質(綿・混紡・ナイロンなど)や重さ、内側に滑り止め用のツブツブやコーティングが施されている軍手など多くあります。その軍手がどういった特徴を持った軍手かを把握しておくと、作業性の向上などに繋がると思います。
すべり止め手袋
すべり止め手袋の特徴
軍手の手のひらに天然ゴムなどのすべり止め加工を施し、すべり止め効果を向上させた手袋です。用途は幅広く、農業や清掃・サービス業、倉庫作業や運搬作業など身近なものとして定着しています。
すべり止め部のタイプとしては、一般的なボツタイプとライナータイプがあります。ボツタイプの形状は丸い点状のすべり止めが手のひらに広がっており、伸縮性に優れはめ心地が良いです。ライナー形状は、すべり止め部分が線状についており、グリップ力と強度向上が特徴となります。
すべり止め背抜き手袋
すべり止め背抜き手袋の特徴
すべり止め背抜き手袋とは、手のひら側に樹脂やゴムなどでコーティングした上で、手の甲部分にはコーティングがなされていない手袋のことを指します。通気性の良さを確保したりムレを防止できる手袋を指します。
フィット感もよく指先感覚も保たれているため、組み立て作業や検査作業に適しています。高いすべり止め効果に加えて、通気性にも優れているため快適に作業できます。
コーティング部分の材質によって、滑り止め性能・耐油性・フィット感など変わります。適材適所で選びましょう。
スムス手袋
スムス手袋の特徴
スムス手袋とは、綿生地を使用して作られた作業手袋のことです。基本的には綿100%の素材で作られており、吸汗性が良く、毛羽立ちの少ない質感が特徴の手袋です。その肌触り・使用感の良さから、ゴム手袋のインナーとして使われることもしばしばあります。
スムス手袋の手のひら側に滑り止めが施されたものもあるので、用途によって加工手袋を装着すると良いでしょう。
用途としては、品質検査をはじめ、宝飾品や時計の取り扱い、精密部品の組み立て、車の運転など幅広く使用できます。
また、手や手首にフィットするように裁断・縫製されているので、こまかな作業はもちろんのこと、手をスマートにキレイに見せる効果もあるため、礼装用や接客用としても使われています。
素材としては綿タイプ、ナイロンタイプと特殊素材やコーティングを施した特殊用途用があります。綿は長く使うと毛羽立ちが気になるものの、ナイロンであればホコリが出にくく丈夫なのが特徴です。
インナー手袋
インナー手袋の特徴
インナー手袋の主な役割は、作業中のムレやべたつきといった不快感を和らげることです。スムス手袋よりもフィット感があるため、履き心地の良い薄手の軍手のように使えます。また、製品にアレルギー反応を示す人は、作業時に使用する手袋(ラテックス・ニトリル・PVCなど)のインナーとして天然コットン100%の素材のインナー手袋を使用されることがあります。
伸縮性やフィット感も抜群なので、インナー手袋として愛用されています。
静電気防止手袋
静電気防止手袋の特徴
静電気防止手袋とは制電性材料を使用し、静電気を逃がしやすくした手袋になります。静電気をまとったまま作業すると、ガソリンや火薬・化学薬品など引火性の高い液体や粉塵を扱う現場では、静電気放電が着火源となり爆発や火災などの大事故に繋がるおそれがあります。
そういった事故を防ぐためにも、静電気量を抑え、人や物に帯電した電気量を適切に除電することは非常に重要になります。
また電子部品を製造する現場では、静電気によって電子部品の回路を破壊し、製品不良につながる恐れもあります。その為、電子機器・半導体関連の業種のお客様にも静電気防止手袋が活躍します。
ビニール手袋
ビニール手袋の特徴
ビニール手袋は塩化ビニール等の樹脂から作られた手袋になります。塩化ビニールの特徴としては耐油性・耐薬品性に強く耐久力もある一方、熱や引き裂きには弱いという面があります。
使用目的としては作業者の手の保護、感染の防止などが挙げられ、薄手のビニール手袋は飲食店や調理現場、医療現場などで使用され、厚手のビニール手袋は鋼鉄業や機械工業の作業現場、水産・水産加工業現場、土木作業現場や農作業で使用されています。
手袋の内側のタイプとして、肌触りが良い裏起毛付きや汗などのベタつきを抑える裏布付きなどありますので、いろいろお試しください。
天然ゴム手袋
天然ゴム手袋の特徴
天然のゴム手袋は水仕事・清掃業や製造業など家庭用から産業用まで用途が幅広い手袋になります。天然ゴム手袋の特徴としては、柔らかく手にフィットしやすい上、傷に強いなどが挙げられます。
手袋の内側のタイプとして、肌触りが良い裏起毛付きや汗などのベタつきを抑える裏布付きなどありますので、いろいろお試しください。
薬品や溶剤には弱いため、使用する現場では使用を控えましょう。
ニトリルゴム手袋
ニトリルゴム手袋の特徴
天然ゴムや塩化ビニール製の手袋に比べると、比較的熱に強く、耐引き裂き性・耐突き刺し性・耐摩耗性に優れています。 機械油や食肉油脂分などの耐油性・耐薬品性にも優れています。
車両や船舶などの燃料油や作動油の取り扱い、機械メンテナンスで潤滑油やグリスなど耐油性が必要な作業で活躍する手袋です。
腕カバー付手袋
腕カバー付手袋の特徴
腕全体をカバー・保護するのが腕カバー付手袋です。腕全体をカバーするため、手袋のズリ落ちを防止するために、ゴムバンドが付いているものがほとんどです。基本的には手袋部分は厚手で柔らかく、傷がつきやすい指先には2度漬け加工が施されています。中には4重に指先をコーティングしているものもあったりと、手と腕を同時に保護する手袋として定着しています。
中には着脱のしやすさのために、手袋内面を特殊皮膜でコーティングし、スリップオン加工を施しているものもあります。
水・オイル・グリスや薬品を取り扱う際など、作業時にハネて袖口が汚れたり付着すると危ないシーンで活躍します。
耐薬品・耐溶剤手袋
耐薬品・耐溶剤手袋の特徴
溶剤手袋には大きく分けて「耐透過性タイプ」と「耐溶剤性タイプ」の2種類があります。耐透過性タイプは分子レベルでの溶剤の透過を防ぎ、経皮吸収の恐れからしっかりと人体を保護するタイプになります。
レベルは耐透過性試験によってクラス分けされており、クラスの数字が大きくなるほど溶剤が手袋通り抜けるのに時間がかかる=耐透過性が高いとされているので、作業時間が長い場合に適しています。
一方、耐溶剤性タイプは溶剤に対して手袋自体が劣化しにくいタイプになります。素材が物理的な変化をしにくいよう作られているため、耐劣化・耐浸透に効果的です。
ただ、耐透過性は高いとはいえず、分子レベルでの透過には対応できないことを留意する必要があります。
使い捨て手袋
使い捨て手袋の特徴
使い捨て手袋は、食品工場や医療現場のような、一度の使用もしくは短時間の使用で使い捨てられるように、素材を極めて薄くして作られた手袋になります。素材の種類としては、天然ゴム・演歌ビニール・ニトリルゴム・ポリエチレン・ネオプレンゴム・ポリオレフィンといった素材が代表的です。
用途としては、手袋の交換頻度が高い作業である食品加工や病院・介護の現場、繊細な指先感覚が必要とされる精密組み立て作業や塗装作業、クリーンな環境下が求められる半導体工場など様々なシーンで使用されます。
素材によっては脱着がしにくいものがあるため、手袋の内面にパウダーを施している手袋もあります。
クリーンルーム用手袋
クリーンルーム用手袋の特徴
クリーンルーム用手袋とは、無塵加工や無縫製加工されているものを指します。イオン抽出量の低さや清浄度の高さといった項目が重要視されます。使用されるシーンは、その名の通りクリーンルームなどパーティクル(チリやホコリ)を嫌う精密機器を扱う作業や、厳密な数値が要求される実験室などです。
素材としてはポリエステルやニトリルゴム製のものが多いものの、用途によってはナイロン製のものもあるので、適切な選び方が必要になってきます。
作業内容やクリーンルームのクラスに合った商品選定を行ってください。
皮手袋(革手袋)
皮手袋(革手袋)の特徴
作業用皮手袋の役割としては、主に作業中に手や指を守るために使用されます。主に素手で触るのが危険な溶接業・鉄鋼業・造船業・建築土木関連などで、摩擦や熱に強い皮手袋が使用されます。
皮手袋は、他の手袋のように繊維で編み込まれておらず、動物の皮を使用した手袋のため耐久性が高いのが特徴です。
皮手袋の特徴は、素材(牛・豚・山羊など)や皮の部位によって変わってきます。大きな特徴として、牛は耐久性、豚は通気性、山羊は柔らかく滑らかといったような特徴があります。
合成皮革・人工皮革手袋
合成皮革・人工皮革手袋の特徴
合成皮革・人工皮革の手袋は、天然皮革を人工的に限りなく再現されており、天然皮革により近い一体感があります。そのため天然皮革と同じように耐久性やソフトな質感があることに加えて、通気性やフィット性にも富み、ストレッチ機能も有しているのが特徴です。
合成皮革はナイロンやポリエステル生地の上に、ポリウレタンをはじめとした樹脂層をコーティングして作られており、フィット感とグリップ力に優れているのが特徴です。また生地が安価のため大量生産にも向いています。
ハードな作業現場などで活躍する手袋ですが、皮手袋に比べ耐熱性能が劣ってしまうのが特徴です。
防振手袋
防振手袋の特徴
防振手袋は、工具・機械を通して、手や腕に伝わる局所的な振動を抑制する手袋です。防振手袋なしで長時間の振動作業を続けると、手や腕にしびれや痛みが生じ、ひどい場合には振動障害という障害を発症してしまう恐れがあります。
この振動障害は一度発症すると完治は難しいとされているため、振動障害の予防のためにも振動手袋の使用は不可欠のものとなります。しかし完全に予防は出来ませんので、作業時間と休憩時間をしっかりとってください。
素材としては、火花や粉塵が飛ぶ作業に適した天然皮革タイプ、野外雨天時にも変質しにくい人工皮革タイプ、削岩機をはじめとした水を使用する作業がメインとする場合は防水性のあるオールコートタイプなどが挙げられます。
タクティカルグローブ
タクティカルグローブ
タクティカルグローブとは、現代の軍隊や特殊部隊などの兵士がしようする手袋です。様々なシチュエーションで手を守るために制作されており、優れた機能性を持った手袋です。
雨・汗・泥・粉塵などの環境でのグリップ力やハードワークに耐える耐久性と作業性を併せ持つ手袋になります。
耐切創手袋
耐切創手袋の特徴
耐切創手袋は、刃物やガラス・金属片の切り裂きのケガから手を保護する手袋になります。使用する場面としては、建設現場や工場、ガラス加工など営利な刃物を使用する環境で、作業の危険度に合わせて耐切創レベルを見ながら手袋を選ぶ必要があります。
ポリエチレン繊維は軽さと耐切創性が高いのが特徴で、強度に関してはポリエステル・ナイロン繊維の2倍以上と言われています。
耐切創手袋には、耐切創だけではなく、滑り止めつきものや耐油性を組み合わせたものなどもあり、使用用途によって商品を選定してください。
耐熱・防寒手袋
耐熱・防寒手袋の特徴
耐熱手袋とは、ガラス加工工場・製鉄所など高温の製品を扱う作業に適しています。断熱性や耐熱性に優れた素材で製造された手袋です。手袋の種類によって耐熱温度が異なるためしっかりと最高温度より高めの耐熱性能の手袋を選んで下さい。
防寒手袋とは、冷凍庫内での作業・冷凍食品の陳列・漁業・液体窒素を扱う液化ガス取り扱いなどが挙げられます。
作業内容によっては、重大な事故に繋がる恐れもありますので、しっかりと作業内容にあった商品をお選びください。
絶縁手袋
絶縁手袋の特徴
絶縁手袋とは耐電用の手袋で電気設備工事や配電作業などで利用します。 絶縁手袋は法令で電気絶縁用保護具に位置づけられており、「労働安全衛生規則で定められた厚生労働省検定に合格した製品」とされています。 絶縁手袋には消費期限が設けられており、絶縁がしっかりできるかどうか6ヶ月に一度行うことが法令で定められています(点検が不要な絶縁手袋もある)。また、新品同様の絶縁手袋でも、保管されている場所や状態で品質が変化しますので注意が必要です。
素材はゴムやポリウレタンであることが多いため、夏場は手袋の中も暑くなるため、蒸れ防止のために汗取り用のインナー手袋を装着するのがおすすめです。
また、保護用として絶縁手袋の上に、革手袋着用することもあります。

用途別のおすすめカテゴリ

水の用途でおすすめの作業用手袋

おすすめの理由
水の用途では、使い捨て手袋や天然ゴム手袋がおすすめです。
使い捨て手袋は、ポリエチレンで作られているものが多く、たくさんの食器を洗うのには向きませんが、着脱がしやすいのも大きな特徴になります。
天然ゴムもおすすめの素材です。食器やスポンジを掴みやすく、フィット感に優れています。
またひっかきや擦れにも強いため、耐久性も抜群です。ゴム手袋をして手が荒れてしまうという方は、パウダーフリーのものやインナー手袋を使用することをおすすめします。

油の用途でおすすめの作業用手袋

おすすめの理由
ガソリンや灯油など油を使用する現場では、ニトリルゴムや耐油性のある手袋がおすすめです。
ハードな作業の際にはオールコート裏布付きタイプがおすすめで、特殊なすべり止め加工により、水や油を扱う作業でも高いすべり止め効果を発揮します。
軽い作業のときには、手のひらだけコーティングしたものがおすすめで、こちらは通気性に優れ、手袋の内部がムレにくいので作業性に優れています。
また耐油性に優れ、非常に薄く手にフィットする使い捨て手袋がニトリルゴムでできているものもあり、食品衛生法にも適合しているので、食品を扱う場面ではこのような手袋もおすすめです。

薬品でおすすめの作業用手袋

おすすめの理由
薬品を扱う現場では、腕カバー付手袋や耐薬品・耐溶剤手袋がおすすめです。腕カバー付き手袋は、腕まで素材で覆われており、ずり落ち防止のためにゴムバンドが備え付けられているのが一般的です。
手首までの手袋では心許ない際におすすめです。耐薬品・耐溶剤手袋は、その名の通り薬品や溶剤に強い手袋になりますが、商品によってどんな薬剤に対して耐性があるかは変わりますので、手袋の特性をしっかり把握した上で使用するようにしましょう。

業種別の良く使われる手袋

建設現場でおすすめの作業用手袋

おすすめの理由
建設現場と一言でいっても、その中身は土木作業・内装・取付作業・運搬など数種類挙げられます。土木作業であれば、草木や土が水分を含んでいることがあるので、通気性・透湿性・防水性が重視されます。
内装作業であれば、指先の操作性が高いものが重宝されますし、運搬や取り付け作業には、滑りにくい素材で作られた手袋、あるいはコーティングされた手袋が重宝されます。
また鋭利な刃物を扱う場合には、切れにくい素材の耐切創手袋を使用することで、安全性を高めることができます。

電気設備でおすすめの作業用手袋

おすすめの理由
電気設備を扱う現場では、感電の危険性が伴うため作業者を感電の危険から守るために、絶縁手袋を使用します。
この絶縁手袋の装着は、労働安全衛生規則によって、高圧・低圧の活線作業では絶縁用保護具の使用が義務付けられています。
基本的には絶縁性能を確かめるために6ヶ月に一度の頻度で、しっかり絶縁できるかどうかチェックする必要がありますが、最近ではそのチェックが不要な手袋も販売されています。
ちなみに手袋の他にも、電気用安全帽などもあり、安全な環境で作業ができるよう取り組みがなされています。

農業・水産でおすすめの作業用手袋

おすすめの理由
農業や水産の現場では、当然水を扱うため、水がついてもグリップ力が劣ることのないグリップ性に優れた手袋を選ぶ必要があります。 また特に水産の現場では、魚を扱うときに滑らないように、油にも強い素材でできた手袋が必要になってきます。
素材としてはニトリルや耐油性のあるゴム手袋の他、防寒性を高めた農業用・水産用の手袋などもありますので、季節を考慮して選ぶのも良いでしょう。
またいくら耐油性があるといっても素材が劣化するおそれもあるため、手袋の痛み具合を見ながら交換を検討する必要があります。

清掃サービス業でおすすめの作業用手袋

おすすめの理由
清掃作業の中では、水や洗剤を場面が多く存在します。そのためゴム手袋を使用するのが基本になるのですが、ゴムに対してアレルギーをお持ちの方であれば、薄手の綿素材のインナー手袋をはめた上で、ゴム手袋を上から被せたり、塩化ビニール製のものを使用するのが良いでしょう。
また、ゴム手袋を装着すると手袋内のムレが気になるという方には、特殊ポリウレタンを採用したオールコート手袋を使用し、透湿性を上げて作業するのがおすすめです。

石油・化学関連業でおすすめの作業用手袋

おすすめの理由
石油製品は扱うものの種類によっては人体に害を及ぼす危険性がありますので、手袋選びも慎重に行う必要があります。例えばガソリンを扱うシーンでは、耐油性の手袋を選ぶのは当然ですが、可燃性液体の場合には静電気防止を防ぐために、静電気対策を施した手袋を使用する必要があります。
また特殊な溶剤を扱う場合には、耐溶剤製のものを使いますが、手袋によって耐用する溶剤が変わってくるので、使用用途・扱う溶剤に注意しながら手袋選定するようにしましょう。

精密機械工業でおすすめの作業用手袋

おすすめの理由
精密機械を扱う作業分野としては、電子部品や半導体、液晶、太陽電池などが挙げられ、精密機械を扱う作業には、手袋からの発塵が少ない手袋を使用する必要があります。
また、精密機械を扱う手袋の中には滑り止め効果を発揮するべく、手袋の手のひら側に発泡ポリウレタンを施している手袋も存在します。 細かな部品を取り扱う検査作業には、指先までぴったりフィットし、指先だけに滑り止め加工を施しているので、細かな作業に適しています。

食品関連業でおすすめの作業用手袋

おすすめの理由
食品に直接触れる場合には、食品衛生法に適した手袋を使用する必要があります。食品衛生法に適した手袋にもいくつか種類があり、ニトリルゴムを使用してより素手感覚に近い手袋のほか、こちらもニトリルゴムを使用しているものの、より素材を分厚くし耐久性を上げた手袋もあります。
また、手袋を頻繁に交換するという方には、ぬぎはめしやすい素材で作られたポリエチレン製の使い捨て手袋を使用するのがおすすめです。
刃物を扱う作業には、耐切創手袋を使うようにしましょう。

まとめ

以上、作業手袋の特徴を中心にお伝えしていきました。
色々な業種によって手袋の選定が変わってきます。今まで使用してきて目的に合ってると思い使っていると、実は食品衛生法や労働安全衛生法の基準を満たしていないというお声を多く聞いたことがあります。これを機に、手袋が用途にしっかり合っているのか確認してみる良い機会かもしれません。
ぜひ、一度よく使う手袋だからこそ見直してみてください。
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作業用手袋は消耗品でもあるのでコストが気になるところ…!現場市場は『まとめ買い』で買うことも出来て、その場合はお安くお求め出来ます!『まとめ買い』アイコンが付いた商品が対象ですので是非探してみてください!




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ヤス

愛車はシトロエンC3。前職は家具メーカーのECサイト運営。現場市場の企画・撮影を担当。知られざる「現場にあると嬉しいモノ」を知ってもらうことを目的に活動中。休日の日課はもちろん洗車です!

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