【2024年最新版】作業用手袋の選び方と丈夫な厳選おすすめ10製品

軍手は最もベーシックな作業用手袋です。
純綿・混紡・特紡・ナイロンなどの材質で作られており、伸縮性に優れ、左右どちらでも使えることから様々な作業に用いられています。
軍手はゲージで示され、ゲージの数値が大きくなるほど編み目が細かくなり、柔軟性・伸縮性が高くなり、数値が大きいほど薄手で小さいほど厚手となります。
軽作業や細かい作業には薄手、荷物の運搬など耐久性が求められる現場では厚手のものを選ぶとよいでしょう。

手のひらや指先の部分にゴムや樹脂でコーティングして滑りにくくした手袋です。
滑り止め加工は細かいドット状のビニボツと、全面にコーティングされているもの、手袋自体が滑りにくい素材で作られているものなどがあります。

背抜き手袋は手のひら〜指先（第一関節あたり）まで滑り止めのコーティングがされた作業用手袋のことです。
手の甲部分はコーティングがされていないので、通気性が良く蒸れにくいという利点があります。
運送業・倉庫作業・冷凍庫作業・引越業などで広く使われます。

豚革、牛革、羊革、山羊革など動物の革や合皮を素材にしているのが革手袋です。
ドリルやグラインダーなど回転工具を使う際は、軍手を使うと糸が巻き込まれることがあり大変危険です。
労働安全衛生規則第 111 条では、「事業者は回転する刃物に労働者の手が巻き込まれるおそれのある時は、当該労働者に手袋を使用させてはならない」とありますが、安全面から革手袋を使用するケースも多いです。
厚生労働省の屋根ふき業務安全衛生のポイント（外部サイト）でも、ディスクグラインダーを使用する際に皮手袋の着用を推奨しています。

運搬作業に使用する手袋は、しっかりと荷物が掴めるように滑り止めのグリップ加工が施されています。
運搬作業向けの手袋の滑り止め加工は、
● ゴム加工により手に温度が伝わりにくく水分がついていても滑りにくいので冷たい物も運びやすい
● 指先を覆う様に滑り止めがついているので重いものを持ったり、強く物をつかんでも滑りにくいので手指に負担がかかりにくい
● 材料の表面にささくれなどがある物を掴んでも滑り加工のゴムが厚手なので普通の軍手よりも手が傷つきにくい
などのメリットがあります。

精密作業用の手袋は生地が比較的薄いのが特徴です。
指先をよく使う作業時に使われるので、細かい作業や繊細な力加減をしやすいようにフィット性が高く作られています。

素材は綿が多く、通気性に優れているため長時間の作業時のストレスや蒸れの軽減が期待できます。

DIY作業を安全に行うためにも作業用手袋を使います。
塗料・スプレー・接着剤・洗剤などを使う時は使い捨てのゴム手袋が多く用いられ、運搬作業や工具を使う時は滑り止め加工されているものが多いです。

ガーデニング向けの作業用手袋は土や砂が入らないように長めに作られているもの、手首にゴムが入っていて密着するものなどが多いです。

庭仕事は水も良く使うので、つるつるとした撥水制の高い素材がよく使われています。

まずは、自分が行う作業に向いている素材か選びましょう。
例えば運送作業では軍手などもよく使われますし、刃物を使うことが多い作業の場合は、耐切創手袋と呼ばれる特殊な加工を施した手袋が必須アイテムです。

土木作業では防水性が高く手指を守れる革の手袋が広く使われますが、使用している革の種類や部位によって硬さやフィット感が変わります。

手袋のフィット感は作業のしやすさを左右する重要な要素です。
フィットしにくく、浮きやすい手袋だと指先に力が入りにくくなることも。
一般的に厚手の手袋はフィット感が低く、薄手の手袋は動作性が高く繊細な作業にも向いています。

特に内装業など手先を使う作業の場合、指が曲げやすく手から浮きにくい手袋を選びましょう。
ずれるのが嫌な方は、袖口にマジックテープがついているタイプの手袋がおすすめです。

夏場などは蒸れにくい背抜きタイプの手袋も使いやすく人気があります。

作業用の手袋は作業内容によっては頻繁に買い替えることも珍しくありません。
作業用の手袋は1双で数百円から数千円と、価格の差が大きいので定期的に無理なく買い替えられる値段の手袋がおすすめです。

高かったからといってずっと同じものを使っていると、劣化したまま使い続ける可能性もあります。
特にゴムやポリウレタンなどは経年劣化しやすい素材です。
怪我など思わぬトラブルに繋がる恐れがあるので、常に適切な状態で使い続けられるよう品質と金額のバランスが良いものを選びましょう。

手袋が必要な作業は手指に負担がかかるものが多く、高い耐久性が求められます。
耐熱性・切れにくさ・耐摩耗性など、ご自分の作業内容に適した耐久性について表記されているものを選びましょう。