ナイロンコードカッターの選び方ガイド｜現場で使えるポイントをわかりやすく解説
草刈り機（刈払い機）に取り付けて使う「ナイロンコードカッター」は金属刃に比べて扱いやすく、安全性も高いため、家庭からプロの現場まで広く使われています。
しかし、種類や形状がいろいろあって、どれを選べばいいのか迷う人も多いのではないでしょうか。選び方を間違えると、作業効率が下がったり、思ったように草が刈れなかったりすることもあります。
この記事では、ナイロンコードカッターの特徴やタイプごとの違い、選ぶときのポイントをわかりやすく紹介します。現場で役立つ製品もピックアップしていますので、草刈りをもっと快適にしたい方はぜひ参考にしてください。
INDEX
- 1.ナイロンコードカッターとは
- 2.ナイロンコードカッターの種類
- 2-1.自動繰り出し式（オートタイプ）
- 2-2.叩き出し式（バンプフィード）
- 2-3.手動式（マニュアルフィード）
- 3.ナイロンコードカッターの選び方
- 3-1.作業場所・雑草の種類で選ぶ
- 3-2.コードの形状で選ぶ
- 3-3.カッターの方式で選ぶ
- 3-4.草刈機との相性で選ぶ
- 3-5.メンテナンス性で選ぶ
- 4.現場で使える！おすすめのナイロンコード6選
- 4-1.セフティー3 草刈り用ナイロンコード 四角 SNC-S
- 4-2.セフティー3 ナイロンコードHI ○型
- 4-3.セフティー3 草刈り用ナイロンコードネジリ SNC-SP2.4-50
- 4-4.trad ナイロンコード 星型2.7mm 10m TN-7
- 4-5.trad ナイロンコード 四面刃 ノコ刃タイプ3.0mm 20m TNN-2030
- 4-6.セフティー3 チタニウムナイロンコード□型
- 5.ナイロンコードカッター選びに迷ったら「現場市場」へ！
- 6.まとめ：自分に合ったナイロンコードカッターで作業効率をアップさせよう！
ナイロンコードカッターとは？
ナイロンコードカッターは、金属刃の代わりにナイロン製のひも（コード）で草を刈る道具です。回転するコードが草に当たって切る仕組みのため、金属刃と比べると硬いものに当たっても跳ね返りが少なく、安全性も高くなっています。住宅まわりやフェンス沿い、ガードレールの下など、細かい作業が必要な場所でも安心して使えるのが特徴です。
また、ナイロンコードは柔軟性があるため地面を傷つけにくく、庭や花壇の近くでも安心して使えます。石やコンクリートにうっかり当たっても本体へのダメージが少ないため、初心者が扱いやすい点も魅力です。
さらに、ナイロンコードにはさまざまな形状や太さがあり、それによって切れ味や耐久性が変わってきます。作業内容や環境に合わせて適した商品を選ぶことが、スムーズな草刈りにつながります。
ナイロンコードカッターの種類
ナイロンコードカッターには、コードの繰り出し方法によっていくつかのタイプがあります。それぞれに使い方や特徴があり、作業スタイルや使用頻度によって向き・不向きがあるのです。
このセクションでは、「自動繰り出し式」「叩き出し式」「手動式」という3つのタイプに分けて、それぞれの特徴や選び方のポイントをご紹介します。
自動繰り出し式（オートタイプ）
自動繰り出し式は、コードの長さが短くなると内部の仕組みで自動的に調整してくれる便利なタイプです。草刈り中に立ち止まる必要がなく、常に一定の長さを保ちながら効率よく作業ができます。
とくに広い範囲を刈る場合や長時間作業が続く現場では、手間が減る分ストレスも少なくて済みます。ただし、構造が少し複雑なため価格が高めだったり、内部でコードが絡まることもあるので、定期的なメンテナンスは欠かせません。
作業に慣れている方や、手間をかけずにスムーズに作業したい方に向いています。
叩き出し式（バンプフィード）
叩き出し式は、カッターの底を地面に軽くトントンと叩くことで、コードが必要な分だけ出てくる仕組みです。
作業中に自分のタイミングでコードを調整できるので、効率よく草刈りができます。
このタイプは比較的シンプルな構造かつ、製品のバリエーションが豊富で価格も手ごろなため、初めてナイロンコードカッターを使う人にもぴったりです。家庭用からプロの現場まで幅広く使われている、いわば「定番タイプ」と言えるでしょう。
慣れてくると、ちょうどいいタイミングでコードを繰り出せるようになり、作業もさらにスムーズになります。
手動式（マニュアルフィード）
手動式は、作業をいったん止めてカッター本体を開け、手でコードを引き出して長さを調整するタイプです。構造が非常にシンプルなので故障が少なく、価格もかなりリーズナブルです。
ただし、作業中に何度も止まって調整する必要があるため、連続して草刈りをしたい場合にはやや不便に感じるかもしれません。しかし、草刈りの頻度が少ない方や、ちょっとした庭まわりの作業には十分対応できます。
必要最小限の機能で問題ないという方や、初めて使う方におすすめのタイプです。
ナイロンコードカッターの選び方
ナイロンコードカッターを選ぶときは、見た目や価格だけで決めてしまうと失敗することが少なくありません。草刈りをする場所や雑草の状態、自分の草刈機との相性などをしっかり確認することが大切です。
ここでは、ナイロンコードカッターを選ぶ際に押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。
作業場所・雑草の種類で選ぶ
草刈りをする場所や、どんな雑草が生えているかによって、適したカッターは変わってきます。
たとえば、庭や花壇のまわりで生えているようなやわらかい草や背の低い草であれば、小さめで軽いタイプが扱いやすくおすすめです。石やブロックなど障害物が多い場所では、ナイロンコードタイプのほうが金属刃よりも安全に使えます。
一方、空き地や斜面、道路脇のように太くてしっかりした雑草が生い茂っている場所では、丈夫なカッターと、切れ味に優れた太めのコードを組み合わせるのがポイントです。
作業する環境をしっかりイメージしてコードを選ぶことで、効率よく仕上がりもきれいに整えられます。
コードの形状で選ぶ
ナイロンコードにはさまざまな形状があり、向いている作業が異なります。
丸型はもっとも一般的で、耐久性に優れているのが特長です。障害物が多い場所でも切れにくく、長持ちします。四角型や星型はエッジが効いていて、草への引っかかりが良くサクサクと切れるため、太い草や密集した雑草の処理に向いています。ねじれ型（ツイスト型）は空気抵抗が少なく、静音性と振動の少ないため住宅街など音が気になる場所でも使いやすいです。
用途や環境に合わせて、コードの形状を選ぶことで無理なく作業ができます。
カッターの方式で選ぶ
ナイロンコードカッターの使いやすさは、コードの繰り出し方式によって大きく変わります。
選ぶときは、作業時間や自分の慣れ具合に合わせて考えましょう。方式については前章で解説した内容をご確認ください！
それぞれに良さがあるので、作業頻度や重視したいポイントに合わせて選んでみましょう。
草刈機との相性で選ぶ
ナイロンコードカッターを選ぶときには、自分の草刈機と適合するかどうかをしっかり確認しましょう。
カッターの取り付け部分が草刈機と合っていないと、装着できなかったり、使用中に緩んでしまったりする原因になります。また、回転方向が機種によって異なる場合もあるため、適合するかどうかを事前にチェックしておきましょう。
メーカーや機種によっては専用のアタッチメントが必要になることもあります。購入前には、草刈機の取扱説明書や型番、対応可能なアクセサリーの情報を確認しておくと安心です。
ぴったり合うカッターを選ぶことで安全性が保たれ、作業もスムーズに進められます。
メンテナンス性で選ぶ
草刈り作業を快適に続けるためには、ナイロンコードカッターのメンテナンス性にも注目しておきたいところです。
使用中には、コードがすり減ったり草が絡まったりといったトラブルが起こります。その際に、すぐに対処できるかどうかで作業効率に差が出ます。
分解しやすい構造になっているか、コードの交換が簡単にできるかといった点をあらかじめ確認しておくと安心です。特に、長時間の作業を行う人や頻繁に使う人にとっては、ちょっとした手間が積み重なって大きなストレスになってしまいます。
なるべくシンプルで扱いやすいカッターを選ぶことで、トラブル時の対応もスムーズになり、快適に草刈りを続けられます。
現場で使える！おすすめのナイロンコード6選
ここでは、現場で実際に役立つナイロンコードカッターで使用するナイロンコード6種類をご紹介します。
それぞれに特徴があり得意なシーンが異なるため、ぜひ自分の作業スタイルに合ったものを見つけてください。
セフティー3 草刈り用ナイロンコード 四角 SNC-S
セフティー3 草刈り用ナイロンコード 四角 SNC-Sはエッジの効いた四角形のコードで、硬い草や雑草も気持ちよくスパッと切れる高性能タイプです。切れ味が鋭いため、低めの回転数でも十分なパワーを発揮し、燃費や作業効率の面でも優秀です。
耐摩耗性にも優れており、プロの現場でも信頼されている1本で、扱いやすさと切れ味のバランスが良く、初めてでも安心して使えます。さらに、巻きグセがつきにくく、リールにもスムーズにセットできるのも魅力です。作業中に絡まりにくく、草刈りに集中できるストレスフリーな設計になっています。
視認性の高いカラーで、刈り残しが目立ちやすいのも嬉しいポイントです。また、多くのカッターに対応しているので、家庭用・業務用どちらでもしっかり活躍してくれます。
商品の詳細はこちらセフティー3 ナイロンコードHI ○型
セフティー3のナイロンコードHI ○型は柔らかくしなやかな素材で、障害物の多い場所や狭いスペースでも扱いやすい丸型コードです。柔軟性と耐久性のバランスが良く、初心者からベテランまで安心して使えます。
摩耗にも強く、長時間使っても切れ味が安定しているのも特徴です。一般的な草刈り作業にぴったりの汎用タイプで、振動が少ないので手元の負担も軽減できます。
丸型は引っかかりにくいので、フェンス沿いや木の根元など、繊細な作業でも安心して使えます。また、ナイロン特有のやさしい当たりで、周囲を傷つけにくいのもポイントです。
軽くて取り回しがしやすく家庭用の草刈機とも相性抜群で、ちょっとした草刈りから日々のメンテナンスまで、幅広く使えるでしょう。
商品の詳細はこちらセフティー3 草刈り用ナイロンコードネジリ SNC-SP2.4-50
セフティー3 草刈り用ナイロンコードネジリ SNC-SP2.4-50は、直径2.4mm、長さ50mのねじれ形状を持つナイロンコードです。この独特なねじれデザインにより、切断効率が向上し、硬い草や密集した雑草もスムーズに刈り取ることができます。
耐久性にも優れており、長時間の使用でも性能が持続します。また、巻きぐせがつきにくくリールへのセットも簡単で、作業中のストレスを軽減します。
さらに、ねじり構造は空気抵抗を抑えるため、エンジンやモーターへの負担が少なく、静音性にも優れているのが特徴です。住宅地や早朝・夕方の作業など、騒音を抑えたいシーンでも活躍します。
滑らかな操作感とパワフルな切れ味を兼ね備えた、実用性の高い一本です。
商品の詳細はこちらtrad ナイロンコード 星型2.7mm 10m TN-7
trad ナイロンコード 星型2.7mm 10m TN-7は、鋭いエッジを持つ星型コードで、硬めの草や密集した雑草も軽快にカットできます。切れ味がよく、直径2.7mmの中太サイズは家庭用から軽作業まで幅広く対応します。
多面にわたるエッジが草をしっかり捉えるため、少ない力でもスムーズにカットでき、効率の良さを実感できます。特に草丈の高い空き地や畑の周囲などに効果的で、巻きグセがつきにくくリールへの取り付けもスムーズなので、準備の手間も少なめです。
軽くて扱いやすく、電動草刈機との相性も抜群なのもみりょくなので、コストを抑えながらしっかり働いてくれる実力派のコードとして人気になっています。
商品の詳細はこちらtrad ナイロンコード 四面刃 ノコ刃タイプ3.0mm 20m TNN-2030
trad ナイロンコード 四面刃 ノコ刃タイプ3.0mm 20m TNN-2030は、鋸刃のような四面エッジを持つパワフルなナイロンコードです。太い茎や硬い雑草でもしっかり食い込み、力強く切断します。
直径3.0mm、長さ20mと余裕のある仕様で、プロの現場でも活躍しており、耐摩耗性にも優れていてハードな使用にも十分耐えます。
また、コードがねじれにくく、巻きつけや交換もストレスフリーな設計になっています。雑草が茂る道沿いや空き地など、過酷な環境下でも頼りになる存在です。
しっかり感と切れ味を両立しており、頑丈さも特徴なので、コスパを考えつつしっかりと草刈りしたい時にぴったりです。
商品の詳細はこちらセフティー3 チタニウムナイロンコード□型
セフティー3 チタニウムナイロンコード□型は、チタニウム配合の高耐久ナイロンコードで、従来品に比べて約5倍の耐摩耗性を実現しました。四角い形状のエッジが鋭く、硬い草もスパッと切れます。
小石や障害物の多い場所でもしっかり使え、高温下でも性能が落ちにくいタフな設計で、連続作業にも安心して使える仕様です。
また、巻きグセがつきにくい柔らかめの素材で、リールへの取り付けもスムーズです。対象物を傷つけにくい柔らかな当たりで、安全性にも配慮されています。
2.2mm〜2.4mmの太さでバリエーションもあり、用途や機械に合わせて選べます。硬い草を刈る作業の多い現場でも信頼できる、コストパフォーマンス抜群の一本です。
商品の詳細はこちらナイロンコードカッター選びに迷ったら「現場市場」へ！
どのナイロンコードカッターを選べばいいか迷ったら、ぜひ「現場市場」をのぞいてみてください。現場経験をふまえて、使いやすさ・耐久性・コスパのバランスがとれた製品を厳選してご用意しています。
丸型、四角型、星型など、用途別にわかりやすく整理しているので、初めて選ぶ方でもスムーズに探せます。
「どう選べばいいかわからない」という声にもお応えできるよう、担当スタッフによる電話も受け付けています。
もちろん、ナイロンコードだけでなく、対応カッター本体やその他の草刈り用アイテムも豊富にご用意！お客様の現場に「ちょうどいい」がきっと見つかるはずです。
草刈りをもっと快適に、安全にするためにも「現場市場」をぜひご活用ください。私たちスタッフ一同、お客様の納得いく商品選びをしっかりお手伝いいたします。
まとめ：自分に合ったナイロンコードカッターで作業効率をアップさせよう！
この記事では、ナイロンコードカッターについて解説しました。
ナイロンコードカッターには、さまざまな種類や形状があります。それぞれの特長を理解し、自分の作業環境や草の状態に合ったものを選ぶことが、スムーズな作業につながります。
少しの違いが、作業の効率や仕上がりに大きく影響するため、カッターの方式やコードの形状・太さ、草刈機との相性までしっかりチェックしましょう。現場で安心して使える製品を選びたい方は、「現場市場」のような信頼できるショップを活用するのもひとつの手です。
正しい選び方を知って、草刈りの時間をもっと快適にしていきましょう。
現場市場マガジンでは、本記事のような皆様が商品選びに困った際のポイントや注意点など現場で働く方には欠かせないコンテンツをご提供しております。
本記事が役に立ったと思っていただけましたら、是非
#オオスキ現場市場
#現場市場マガジン
本記事のURLを掲載の上、TwitterやFacebookでつぶやいていただけますと幸いです。
公式SNSはこちら
この記事を書いた人
たかみち
現場市場のページデザインを担当。趣味のキャンプ用にブロワーを買ったところ、使い勝手の良さに感動。完全に工具沼に（笑）最近テーブルのDIY用に丸ノコを購入しました。実際に使ったからこそ、本当におすすめできるアイテムを紹介していきます。
投稿一覧へ
たかみちのコメント
ナイロンカッターは紐なのに、切断に利用できるので改めて技術の進歩は凄いなと感じます。似たようなもので糸を使うと断面がキレイに切れる料理は知っていますか？代表的なのはゆで卵ですね。
ただ、あまり知られていませんが、ケーキも糸で切ることがオススメなんです。
包丁で切ってせっかくのケーキが崩れて残念な気持ちになったことがある方、是非糸でキレイに切ってみてください。見た目のエンタメ性もあるので誕生日会とかでやると少し盛り上がりますよ♪