藤井電工(ツヨロン)のフルハーネスを徹底解説|種類・サイズ・選び方まで

フルハーネスを選ぶとき、必ずといっていいほど候補に挙がるのが藤井電工(ツヨロン)です。
「ツヨロンってどんなメーカー?」「シリーズが多くて結局どれを選べばいいかわからない」「ゼロGハーネスとレヴォハーネスって何が違うの?」「サイズはどう選べばいい?」
この記事では、藤井電工(ツヨロン)のフルハーネス全シリーズの特徴・違い・選び方を現場目線でわかりやすく解説します。
【状況別】藤井電工フルハーネスの選び方早見表
| 現場の状況 | 選ぶべきモデル |
|---|---|
| 長時間装着・設備・電気工事 | ゼロGハーネス 腿水平タイプ |
| 鉄骨・とび職など脚をよく動かす作業 | ゼロGハーネス 腿Vタイプ |
| 着脱のしやすさを最優先したい | レヴォハーネス |
| 道具を多く携帯したい | 飛燕ハーネス |
| コスパよく必要十分な機能を揃えたい | コアハーネス |
| 軽さを最優先したい | ライトハーネス |
迷ったらゼロGハーネス 腿水平タイプ スタンダードグレードを1本。 長時間装着でも疲れにくい装着感と必要十分な機能・コスパのよさで、現場用フルハーネスとして最もバランスがよい選択です。
藤井電工(ツヨロン)とは?
藤井電工株式会社は、安全帯・フルハーネス専業メーカーとして60年以上の歴史を持つ老舗メーカーです。「ツヨロン(TSUYORON)」ブランドで現場に広く浸透しており、鳶職人をはじめとした高所作業のプロから長年選ばれ続けています。
工具メーカーが安全帯を手がけるブランドとは異なり、墜落制止用器具の研究・開発・製造に特化した専業メーカーであることが最大の特徴です。その実績と信頼性が、現場での圧倒的なシェアにつながっています。
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藤井電工フルハーネス 人気シリーズの特徴と違い
藤井電工のフルハーネスは、ゼロGハーネス・レヴォハーネス・飛燕ハーネス・コアハーネス・ライトハーネスの5シリーズが主な人気シリーズとなっています。それぞれ「誰のために・何を重視して作られたか」が異なります。
@ ゼロGハーネス
藤井電工の主力シリーズです。「重力ゼロ(ZERO-G)」の名のとおり、装着時の重さや圧迫感を極限まで減らすことを追求した設計が特徴です。腿ベルトの形状(V型・水平型)とグレード(スタンダード・ミドル・ハイ)の組み合わせで選べます。
| 腿ベルト | 向いている作業 |
|---|---|
| 腿Vタイプ | 梯子昇降・鉄骨・脚をよく動かす作業 |
| 腿水平タイプ | 長時間装着・設備工事・座る姿勢が多い作業 |
| グレード | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| スタンダード(SG) | 必要十分な機能・コスパ重視 | コストを抑えたい方 |
| ミドル(MG) | 軽量化・装着感のバランスが優れている | 毎日使う方 |
| ハイ(HG) | 最軽量・最高の装着感 | 軽さと快適さを最優先したい方 |
ゼロGハーネスが向いている人: 装着感・快適さを最優先したい方・毎日長時間フルハーネスを着用するプロ
A レヴォハーネス
レヴォハーネスの最大の特徴は、装着のしやすさと動きやすさを追求した設計です。ベルトの表と裏で色が異なるためねじれが一目でわかり、装着ミスを防げます。また、腰部の交差部が可動する構造で体の動きにフィットし、落下時の衝撃を効果的に分散します。
レヴォハーネスが向いている人: 着脱回数が多い現場・動作の多い高所作業に従事する方
B 飛燕ハーネス
飛燕ハーネスの最大の特徴は、道具を多く携帯する現場での使いやすさを追求した設計です。胴ベルト部に広い道具取付けスペースを確保したY型構造で、3点で胴ベルトを支えるため多くの道具を吊り下げても安定感があります。腿部は左右独立した水平型腿ベルトを採用しており、道具を多く装備した状態でも動きやすい設計です。また、ベルト長さの調節範囲が広く、夏服・冬服・ファン付き作業服にも対応しています。
飛燕ハーネスが向いている人: 工具・道具を多く携帯する現場で、季節を問わず1本で使い続けたい方
C コアハーネス
コアハーネスは必要な機能を備えながらコスパを重視したシリーズです。現場で必要十分な性能を手頃な価格で揃えられます。複数人分のフルハーネスをまとめて揃える現場や、予算を抑えたい方に向いています。
コアハーネスが向いている人: コスパを重視する方・複数人分をまとめて揃えたい現場
D ライトハーネス
ライトハーネスの最大の特徴は、ツヨロンハーネスシリーズ最軽量の約820gという軽さです。必要最小限のベルト構成によるシンプル設計で動きやすさを追求しており、安全性能を保ちながら体への負担を最小限に抑えます。腿バックルにはアルミ製ワンタッチバックルを採用しており、装着も簡単です。
ライトハーネスが向いている人: 軽さと動きやすさを重視する方・着脱のしやすさを優先したい方
全シリーズ比較まとめ

| シリーズ | 最大の特徴 | 価格帯 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ゼロGハーネス | 装着感・快適さの追求 | 中〜高 | 毎日長時間着用する方 |
| レヴォハーネス | 装着のしやすさ・動きやすさ | 中〜高 | 着脱回数が多い・動作の多い現場 |
| 飛燕ハーネス | 道具携帯のしやすさ | 中〜高 | 工具・道具を多く携帯する現場 |
| コアハーネス | コスパ重視 | 中 | 複数人分をまとめて揃えたい現場 |
| ライトハーネス | シリーズ最軽量(約820g) | 低〜中 | 軽さと動きやすさを重視する方 |
サイズの選び方

フルハーネスはサイズが合わないと、墜落時に正しく機能しない危険があります。必ず身長・体重を確認してから購入してください。
| サイズ | 身長の目安 | 体重の目安 |
|---|---|---|
| S | 145〜170cm | 〜75kg |
| M | 145〜190cm | 〜100kg |
| L | 155〜200cm | 〜120kg |
| LL | 165〜210cm | 〜130kg |
上図はあくまで目安です。個人差によって合わない場合がありますのでご注意ください。
ランヤードの選び方

| 種類 | 特徴 | 向いている作業 |
|---|---|---|
| シングルランヤード | 1本のロープ。軽量・シンプル | 移動が少ない作業 |
| ダブルランヤード | 2本のロープ。常に1本は接続できる | 移動が多い高所作業・鳶 |
| 巻き取り式ランヤード | リール状で自動調整。動きやすい | 頻繁に移動する作業 |
ハーネス本体とランヤードは必ず同一メーカーで統一してください。 異なるメーカーの組み合わせは強度・適合性が保証されていない場合があります。
購入前に必ず確認すること

特別教育の受講
フルハーネス型墜落制止用器具を使用するには、「フルハーネス型墜落制止用器具特別教育」の受講が義務です。未受講のまま使用すると法令違反になります。
使用可能期限
| パーツ | 使用可能期限の目安 |
|---|---|
| ハーネス本体 | 使用開始から3年以内 |
| ランヤード | 使用開始から2年以内 |
| ショックアブソーバー | 一度でも墜落制止に使用したら即交換 |
高さ6.75m以上はフルハーネスが原則義務
2022年1月から、高さ6.75m以上(建設業は5m以上)の作業ではフルハーネス型墜落制止用器具の使用が原則義務化されています。
まとめ

安全帯・フルハーネス専業メーカーとして60年以上の実績を持つ藤井電工(ツヨロン)は、現場のニーズに応じた豊富なラインナップが最大の強みです。今回紹介した5シリーズはその中でも特に人気の高いモデルです。どのシリーズを選んでも、専業メーカーとしての品質と信頼性は変わりません。ぜひフルハーネスを選ぶ際は参考にしてみてください。
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この記事を書いた人
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現場市場アンバサダーたけちゃん
現場市場TVにて現場市場アンバサダーとして出演中。 九州の色々な食事と温泉、様々なモノづくり現場や製品をこよなく愛する。
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