業務用発電機の種類と選び方|ガソリン・インバーター・容量の違いをわかりやすく解説

「発電機を買いたいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」「ガソリン式とカセットガス式、何が違うの?」「容量(W)はどれくらい必要?」「インバーター発電機って普通の発電機と何が違うの?」
発電機は種類・仕組み・燃料・容量によって、選ぶべきモデルが大きく変わります。間違えると「使いたい機器が動かない」というトラブルにもつながります。
この記事では、発電機の仕組み・種類・ガソリンとカセットガスの違い・容量の選び方・用途別のおすすめまで、現場目線でわかりやすく解説します。
INDEX
- 【状況別】発電機の選び方早見表
- 1.発電機とは?仕組みをわかりやすく解説
- 1-1.発電機の基本的な仕組み
- 2.発電機の種類と違い
- 2-1.インバーター発電機がおすすめの用途
- 2-2.一般発電機がおすすめの用途
- 3.燃料の種類と選び方|ガソリン vs カセットガス
- 4.容量(W・ワット)の選び方
- 4-1.用途別・必要容量の目安
- 5.用途別おすすめの選び方
- 5-1.設備・電気工事現場におすすめの発電機
- 5-2.建設・土木現場におすすめの発電機
- 5-3.保管の手間を省きたい現場におすすめの発電機
- 6.購入前に必ず確認すること
- 6-1.定格出力と瞬間最大出力の違いを確認する
- 6-2.タンク容量と連続使用時間を確認する
- 6-3.必ず屋外で使用する
- 6-4.並列運転(連結使用)の可否を確認する
- 6-5.メンテナンス・部品供給を確認する
- まとめ
【おすすめ動画】発電機の選び方を動画で解説
【状況別】発電機の選び方早見表
| 現場の状況 | 選ぶべき発電機 |
|---|---|
| 建設・土木現場で電動工具を使いたい | ガソリン式一般発電機(2,000〜3,000W) |
| 設備・電気工事で精密機器を使う現場 | インバーター発電機(1,600〜2,000W) |
| 溶接機・コンプレッサーなど大型機器を動かしたい | ガソリン式一般発電機(5,000W以上) |
| 住宅街・稼働中の施設内など静音性が必要な現場 | インバーター発電機 |
| ガソリンの保管・管理の手間を省きたい | カセットガス式発電機 |
| 複数現場への持ち運びが多い | 小型インバーター発電機(軽量モデル) |
迷ったらインバーター発電機の1,600W前後を1台。電動工具・投光器・充電器など現場でよく使う機器に幅広く対応でき、住宅街や稼働中の施設内など静音性が求められる現場でも使いやすいため、現場用発電機として最もバランスがよい選択です。
本田技研工業(株)
HONDA 正弦波インバーター搭載発電機 1.8kVA(交流/直流) EU18IT JN
現場から非常時まで対応する高品質インバーター発電機
定格出力1.8kVAの正弦波インバーター搭載発電機です。電動工具や精密機器にも対応でき、現場作業や非常用電源として活躍します。
1. 発電機とは?仕組みをわかりやすく解説
発電機とは、エンジンを動力として電気を作り出す機器です。コンセントのない場所や停電時でも電力を供給できるため、建設現場・災害時の備え・キャンプなど幅広いシーンで活躍します。
発電機の基本的な仕組み
- 燃料(ガソリン・カセットガスなど)でエンジンを動かす
- エンジンの回転運動で発電機内部のコイルを回す
- コイルが磁石の中で回転することで電気が発生する
- 発生した電気をコンセントから取り出す
家庭用コンセントと同じ「交流電力(AC100V)」を出力するものが一般的で、電動工具・家電製品・照明などをそのまま使用できます。
2. 発電機の種類と違い
発電機は大きく「インバーター発電機」と「一般発電機(非インバーター)」の2種類に分かれます。
| 比較項目 | インバーター発電機 | 一般発電機 |
|---|---|---|
| 例 | ![]() |
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| 電力の品質 | 高品質(正弦波) | やや不安定 |
| 静音性 | 静か(50〜60dB前後) | 騒音が大きい(70〜90dB) |
| 燃費 | 負荷に応じて自動調整 | 一定回転で燃費が悪い |
| 価格 | 高め | 安い |
| 出力の大きさ | 小〜中型が中心 | 大出力モデルが豊富 |
| 精密機器への対応 | パソコン・医療機器OK | 精密機器には不向き |
| 重量・サイズ | 軽量・コンパクト | 大型・重い |
インバーター発電機がおすすめの用途
- パソコン・スマートフォンの充電
- テレビ・冷蔵庫などの家電製品
- 医療機器・精密機器
- キャンプ・アウトドア
- 災害・停電時の家庭用備え
一般発電機がおすすめの用途
- 建設・土木現場での電動工具
- 溶接機・コンプレッサーなど大型機器
- 農業・林業現場
3. 燃料の種類と選び方|ガソリン vs カセットガス
| 燃料 | メリット | デメリット | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| ガソリン | 出力が大きい・燃費がよい・長時間使用に向く | 保管に注意・時間が経つと劣化する | 建設現場・長時間使用 |
| カセットガス | 入手しやすい・保管が簡単・扱いやすい | 出力がやや小さい・寒冷地で出力低下 | 災害備蓄・アウトドア・家庭用 |
| ガス(LPG) | 燃料切れの心配が少ない・安定供給 | プロパンガス設備が必要 | 工場・施設の常設用途 |
> 燃料の保管・管理に手間をかけたくない現場にはカセットガス式が最もおすすめです。ガソリンのように保管場所の制限や劣化の心配がなく、現場での燃料管理が大幅に楽になります。
4. 容量(W・ワット)の選び方
発電機選びで最も重要なのが容量(出力・W)です。使いたい機器の消費電力の合計を超える容量の発電機を選ぶ必要があります。
また、モーターを使う機器(冷蔵庫・エアコン・コンプレッサーなど)は、起動時に定格消費電力の3〜5倍の電力が必要です。定格出力だけでなく、起動時の最大出力(瞬間最大出力)も確認してください。
用途別・必要容量の目安
| 用途 | 必要容量の目安 | おすすめタイプ |
|---|---|---|
| スマホ・パソコン充電のみ | 〜500W | 小型インバーター発電機 |
| 家庭用電化製品(照明・テレビ・冷蔵庫) | 1,000〜1,600W | インバーター発電機(1,600W前後) |
| エアコン・電子レンジを動かしたい | 2,000〜3,000W | インバーター発電機(2,000W以上) |
| 電動工具(丸ノコ・ドリルなど) | 1,500〜3,000W | ガソリン式一般発電機(2,000〜3,000W) |
| 溶接機・コンプレッサー | 3,000〜6,000W | ガソリン式一般発電機(5,000W以上) |
5. 用途別おすすめの選び方
設備・電気工事現場におすすめの発電機
選ぶべき種類:インバーター発電機(1,600〜2,000W)
設備・電気工事では、測定器・制御機器など精密機器を使う場面が多くあります。インバーター発電機は電力品質が高く精密機器への影響が少ないため、こうした現場に向いています。また静音性が高いため、稼働中の施設内や住宅街での工事にも対応しやすいのが特徴です。
本田技研工業(株)
HONDA 正弦波インバーター搭載発電機 1.8kVA(交流/直流) EU18IT JN
現場から非常時まで対応する高品質インバーター発電機
定格出力1.8kVAの正弦波インバーター搭載発電機です。電動工具や精密機器にも対応でき、現場作業や非常用電源として活躍します。
建設・土木現場におすすめの発電機
選ぶべき種類:ガソリン式一般発電機(2,000〜3,000W)
建設・土木現場では、ガソリン式の一般発電機が定番です。大出力で長時間使用に向いており、電動工具・照明・コンプレッサーなど複数の機器を同時に動かせます。
(株)ワキタ
MEIHO 発電機 オープン型インバータガソリン発電機HPG2300I HPG2300I
現場・非常用に対応する高出力オープン型インバーター発電機
定格出力2.3kVAのオープン型インバーター発電機です。コンパクトながら高出力で、建設現場や設備工事、非常時のバックアップ電源にも対応します。
保管の手間を省きたい現場におすすめの発電機
選ぶべき種類:カセットガス式インバーター発電機(1,500W前後)
ガソリンの保管には消防法上の制限があり、現場での燃料管理に手間がかかります。カセットガス式であれば保管場所の制限が少なく、燃料の劣化も心配不要です。複数の現場を掛け持ちする場合や、使用頻度が低い現場での備え用としても管理しやすい選択肢です。
(株)テイーエム
TM カセットガスインバータ発電機 GEN-1000
手軽に使えるカセットガス式インバーター発電機
カセットガスで稼働するインバーター発電機です。燃料の取り扱いが簡単で、手軽に電源を確保できるのが特長。
6. 購入前に必ず確認すること
定格出力と瞬間最大出力の違いを確認する
モーターを使う機器を動かす場合は、瞬間最大出力が機器の起動電力を上回っているかを必ず確認してください。
タンク容量と連続使用時間を確認する
長時間使用する場合はタンク容量が大きく、連続使用時間が長いモデルを選びましょう。
必ず屋外で使用する
>発電機は必ず屋外で使用してください。屋内・車内・換気の悪い場所での使用は、一酸化炭素中毒による死亡事故につながります。どんな状況でも屋外使用を徹底してください。
並列運転(連結使用)の可否を確認する
将来的に出力を増やす可能性がある場合は、並列運転対応モデルを選んでおくと拡張性が高まります。
メンテナンス・部品供給を確認する
購入前に部品の入手しやすさ・メーカーのサポート体制を確認しておきましょう。
まとめ
発電機は種類・容量・燃料を現場の用途に合わせて選ぶことが重要です。精密機器や静音性が必要な現場はインバーター発電機、電動工具・溶接機・コンプレッサーを動かす現場はガソリン式一般発電機が基本の選択肢になります。容量はモーター機器の起動電力(定格の3〜5倍)も含めて計算してください。
なお、発電機の屋内使用は一酸化炭素中毒による死亡事故に直結します。使用場所のルールを現場全体で徹底してください。
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この記事を書いた人
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現場市場アンバサダーたけちゃん
現場市場TVにて現場市場アンバサダーとして出演中。 九州の色々な食事と温泉、様々なモノづくり現場や製品をこよなく愛する。
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