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グリスと潤滑油の違いとは?特徴や種類、正しい使い分けを解説

グリスと潤滑油の違いとは?特徴や種類、正しい使い分けを解説

機械や工具のメンテナンスに欠かせない「グリス」と「潤滑油」。どちらも部品の摩擦を減らし、動きをスムーズにするために使用されますが、実はそれぞれ得意な使用場所や役割が異なります。

「グリスと潤滑油は何が違うの?」
「スプレータイプの潤滑剤とグリスはどう使い分ければいいの?」
と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

間違った潤滑剤を使用すると、本来の性能を発揮できないだけでなく、部品の劣化やトラブルにつながる可能性もあります。
今回の記事では、グリスと潤滑油の違いや、それぞれの特徴、種類、正しい使い分けについて詳しく解説しました。

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グリスと潤滑油の違い

グリスと潤滑油の大きな違いは、粘度です。

潤滑油はサラサラとした液状で、狭い隙間や細かな部分にも入り込みやすい特徴があります。

一方、グリスはオイルに「増ちょう剤」という成分を加えた半固体状の潤滑剤です。増ちょう剤によってオイルが保持されることで粘り気が生まれ、部品に付着しやすくなります。そのため、負荷がかかる場所でも油分が押し出されにくく、長期間にわたって潤滑効果を発揮できます。

グリスとは?特徴と適した使用場所

グリスとは、オイルに増ちょう剤を加えた半固体状の潤滑剤です。低速で大きな負荷がかかる場所や、頻繁な給油が難しい場所に適しています。

粘着性が高く、部品にしっかり留まるため、振動や雨などがある環境でも流れ落ちにくいのが特徴です。

主な使用場所には以下があります。

  • ベルトコンベアのチェーン
  • エスカレーターの駆動部分
  • ジェットコースターの巻き上げチェーン
  • ベアリング
  • 自動車や産業機械の可動部分

例えば、ベルトコンベアやエスカレーターのように、ゆっくり動きながら大きな負荷がかかる部分では、グリスの粘着性が重要になります。また、自転車のチェーンなど、潤滑効果を長く維持したい箇所でも、用途に応じてグリスが使用されることがあります。

ただし、グリスは金属同士の潤滑を目的とした製品のため、ゴムや樹脂が使われている部分への使用には注意が必要です。 一般的なグリスは油分がゴムや樹脂に浸透し、劣化の原因となる場合があります。水栓のパッキンなどゴム部品には、通常のグリスではなくシリコングリスやシリコンスプレーなど、用途に適した潤滑剤を使用しましょう。

代表的な3種類のグリス

グリスにはさまざまな種類があり、使用環境に合わせて選ぶ必要があります。

リチウムグリス

リチウム石けんを増ちょう剤として使用した、最も一般的なグリスです。汎用性が高く、価格も比較的安いため、幅広い機械や設備で使用されています。

モリブデングリス

リチウムグリスなどに「モリブデン」という添加剤を加えたグリスです。耐熱性や耐荷重性に優れており、強い圧力がかかる歯車やチェーンなどに適しています。

ウレアグリス

ウレア(尿素)を増ちょう剤として使用した高性能なグリスです。耐熱性や耐久性に優れ、劣化しにくい特徴があります。長期間メンテナンスが難しい場所や、高温環境で使用される機械などに適しています。

潤滑油とは?特徴と種類

潤滑油とは、サラサラとした液状の潤滑剤で、狭い隙間にも浸透しやすいのが特徴です。ノズルを使うことで細かな隙間にも入り込みやすく、手軽なメンテナンスに向いています。

代表的な種類には以下があります。

浸透潤滑剤

ネジの固着やサビついた部品などに使用される潤滑剤です。高い浸透性を持ち、狭い隙間へ入り込んで部品の動きを改善します。

グリーススプレー

スプレーで吹き付けることで、グリスのような油膜を形成する潤滑剤です。通常のグリスでは塗布しにくい細かな部分や、チェーン・ギヤなどの潤滑に適しています。

シリコンスプレー

ゴムや樹脂を傷めにくい特徴を持つ潤滑剤です。ゴムパッキンやプラスチック部品の滑り改善、防水性向上などに使用されます。

グリスや潤滑油は塗りすぎに注意!適量が重要

潤滑剤は「多く塗れば塗るほど効果が高い」というものではありません。グリスを塗りすぎると、抵抗が大きくなって部品がスムーズに動かなくなったり、発熱の原因になる場合があります。

ベアリングの場合は、内部の3〜5割程度を目安に使用するなど、部品に合わせた適量を守ることが大切です。

また、スプレー潤滑油も吹きかけすぎると、余分な油が垂れて周囲を汚したり、ホコリが付着して摩擦の原因になることがあります。使用後に液だれする場合は、ウエスなどで余分な油を拭き取るようにしましょう。

まとめ

グリスと潤滑油は、どちらも機械を長く使うために欠かせないメンテナンス用品ですが、それぞれ特徴や適した場所が異なります。グリスは粘着性が高く、負荷がかかる場所や長期間の潤滑に適しています。一方、スプレー潤滑油は浸透性に優れ、細かな部分のメンテナンスに向いています。正しい種類を選び、適量を使用することで、機械の性能を維持し、故障やトラブルの予防につながります。

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現場市場アンバサダーたけちゃん

現場市場TVにて現場市場アンバサダーとして出演中。 九州の色々な食事と温泉、様々なモノづくり現場や製品をこよなく愛する。

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